Join in SAJ:成功企業によるケーススタディ
<センターフィールド株式会社>

2024年5月10日

入会以降、セミナー交流会への参加はもちろんのこと、女性理事としてもご活躍いただいている、センターフィールド株式会社の富田社長と原島取締役本部長にお話を伺いました。

取材に応じていただいた富田社長と原島取締役本部長 @センターフィールド
SAJ加入のきっかけについてお聞かせください。

もともと、JASPA(全国ソフトウェア協同組合連合会)の傘下のHISCO(ハイテクノロジー・ソフトウェア開発協同組合) 関西支部会に入っていまして、毎年JASPAの賀詞交歓会に参加していました。そこで、荻原前会長(現名誉会長) と知り合い、パッケージをやっているならSAJに紹介すると言われて、入会しました。当時は会社を作って11年目ではあったものの、顧客との関係づくりに注力していたためIT業界とのつながりが薄く、SAJの活動もよくわからなかったのですが、パッケージを持っている会社さんがたくさんいらっしゃるなら、その運営等が学べるかなという気持ちで入会しました。

SAJの活動に積極的に参加するようになったきっかけをお聞かせください

入会してすぐに、「IT企業とのつながりを作るのであれば、エグゼクティブセミナーへの参加を推奨する」と、原事務局長(現常務理事・事務局長)から伺い、金沢で行われたエグゼクティブセミナーに参加しました。当時、女性経営層で参加したのは、私のほかには株式会社フォーラムエイトの武井副社長ぐらいだったのですが、同じ関西出身ということもあり、以来、今でも仲良くしています。また、懇親会の席でたまたま隣だった創研情報株式会社の阪本社長とも意気投合して、当時アジアビジネス研究会の竹原主査を紹介いただき、アメリカやアジアの視察にも参加しました。そこで一緒だった方々とは長い時間一緒に過ごしたので、とても親しくなりました。たくさんの企業の経営者とつながりを持てたことで、自社だけではできない経験をたくさんさせていただきました。また、実務についても、わからないところは営業を連れていき、自社に活かせるか話を聞きに行くなど、社員を巻き込むことで、社員にとっても横のつながりができるいい機会となりました。

これまでSAJの活動に参加して、ビジネスに役立ったことがあればお聞かせください。

委員会・研究会活動が活発でしたが、地方の会社が入っていいのかなと思っていました。しかし、実際研究会に入ってからは人脈が広がりましたし、現在社員がDX/AI推進研究会のSaaS連携実証WGのリーダーをやっているのですが、そこで他社の同世代・同立場の人ともつながりができて、自社の仕事とは別に、興味ある事を研究・議論し、リフレッシュできているようです。

また、委員会や研究会でのセミナーに参加する場合は、担当部門の社員に、自社の看板を背負って行ってもらいます。社長だけでなく全社員がSAJの活動に参加しているので、得た情報を如何に自社に活かせるかを考えながら参加してくれていると思います。

自社のキャパシティは限られています。オファーがあってもリソースがない、開発が追い付かない、そんなときに同じ会員同士だから「助けてあげるよ」と言ってくださるので、本当にありがたかったです。

6年前に理事に推薦された際は、とても迷いましたが、当時のJASA(一般社団法人 組込みシステム技術協会)の元会長から、せっかくの機会だから理事になったほうが良い、と後押しされて理事になりました。また、同じ頃、近畿経済産業局(以下、近経局)がPIIK(関西ものづくりIoT推進連絡会議)という会合を作ったのですが、SAJとして加入を希望したところ、近経局はSAJという団体を認識していなかったことから、新たに豊田副会長を委員長として地域IoT推進委員会(現地域デジタル推進委員会)を立ち上げ、関西を中心とした活動を始めました。今では、全国区となって活動も活発化し、近経局をはじめとした地方の経済産業局ともいい関係性を築け、SAJの活動を全国に展開するという意味でも良かったと思います。

SAJの活動でこんなことがあるとよいな、と思うものがあればお聞かせください。

委員会・研究会・ワーキング、すべての活動の報告ができる場があるといいと思います。現在、研究会には活動成果報告会がありますが、その後に交流会を行ったほうが活動を牽引している人達と直接交流もできますし、各研究会の中にワーキングとしてコミュニティができたりすれば、さらに活性化すると思います。

新入会員やSAJの活動になかなか参加できていない会員企業に向けてアドバイスをお願いします。

人とのつながりなので、遠慮しないでどんどん参加してほしいです。SAJの会員企業は大企業の社長であっても会員企業であれば分け隔てなく接してくれますし、自身がやりたいことをアピールすると「やったらいいよ」と背中を押してくれることもあります。自社の悩みを相談すると、きちんと応えてくれる、温かい人たちが多い印象をうけています。

年会費どうのこうのといわれる方もいらっしゃいますが、月に1回接待交際費を年間換算してみると、社員全員にセミナーや交流会に参加させられると考えて、SAJの活動を社員に落とし込むと費用対効果はあると思います。また、地域デジタル推進委員会の活動をしていて思うのは、地方に行けば行くほど情報量も少ないし、交流も少ないです。

SAJをどう活用すればいいのか知るためには、会員企業とのつながりから聞くのが一番いいと思います。委員会・研究会活動に参加して、色々な方々とつながると、新たな気づきや学ぶことが多いと思います。

会社基本情報

企業名 センターフィールド株式会社
代表者 富田 祐子
社員数 35名
会社URL https://centerfield.co.jp/
業種業態分類 ベンダー企業(BtoB)(B to C) /パッケージ・SaaS開発、受託開発、
サポートサービス、コンサルティング、アウトソーシング、人材派遣・SES
主なクライアント 農林水産業、製造業、運輸・郵送業、卸売・小売業、金融・保険業、不動産業、
医療・福祉、その他サービス業
SAJ入会年月 2015年4月
取材日 2024年4月25日
対応者 代表取締役 富田 祐子様、取締役本部長 原島 啓輔 様

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