Join in SAJ:成功企業によるケーススタディ<創研情報株式会社>
2024年2月5日
SAJで行われたiCDワークショップをきっかけに社内にiCDを導入、その後ゴールド認証を取得し、毎年ご自身だけでなく、研修・イベントなどに社員の方々も積極的にご参加いただいいる創研情報株式会社の阪本社長にお話しを伺いました。
SAJ加入のきっかけについてお聞かせください。
2012年に前経営者から引き継ぎ、代表に就任したのですが、当時、株式会社アールワークスさんと一緒に仕事していまして、木下さん(当時:SAJ副会長/株式会社アールワークス 代表取締役)から加入を勧められました。そのほかにもSAJの会員企業とは何社か付き合いがあり、SAJへの加入を誘われていました。ちょうど自社の事業に関しても、受託開発だけではなく、パッケージ・SaaS事業に広げる予定もありましたので、アライアンス提携や横のつながりを作る必要性を感じ、加入を決めました。
SAJの活動に積極的に参加するようになったきっかけをお聞かせください
実は、加入直後の1年間はほとんど利用していませんでした。しかし、1年後の2015年に、第2回会長杯親睦会に参加したところ、ハンディキャップにも恵まれて優勝したのです。そこから、交流委員会主催のエグゼクティブセミナーや会員交流会など、様々な交流イベントに参加するようになると、当時会長だった荻原名誉会長をはじめ、SAJの幹部の方にも名前を憶えていただくとともに、様々な企業の経営層の方と親しくさせていただくようなっていきました。
また、同じころ、社内にiCD(iコンピテンシディクショナリ)を導入しようと考え、社員とともにiCDワークショップに参加しました。これによって、研究会の活動にも参加するようになると、さらに関係性が深まり、委員会のコンペや、SAJ外でも個人的なお誘いをいただくようになっていきました。
今では、興味がある活動には積極的に参加しており、社員にも社外の人とのネットワーク形成のために、参加を推奨しています。
これまでSAJの活動に参加して、ビジネスに役立ったことがあればお聞かせください。
iCDワークショップを経て、iCD認証を取得し、その後もiCDを活用しています。経営や組織の観点では、自社の強み・弱みが見え、事業拡大に向けた要員計画、育成計画の材料となりましたし、社員からも個々の対応可能業務とレベルの把握ができるようになったことで、部下の育成やキャリアパスが明確になった、と好評でした。今年で認証取得から9年になり、社員それぞれが成長したことで、一定程度の限界はあるとは思いますが、新卒社員の教育など、社会人基礎力の部分ではまだまだ利用できると考えています。
また、横のつながりができたことで、様々な企業の様々な方から情報を得ることができるため、それらの事例から、自社ではどうしていくべきか、検討していく材料としています。
御社が感じる最近の課題をお聞かせください。
直近では採用と育成でしょうか。特に都内での採用が年々厳しくなってきているように感じています。現在は媒体を活用した採用活動が中心なのですが、このあたりを変えていく必要があるのかもしれません。また、社員にも積極的にセミナーや交流会などに参加して、新しい情報を得たり、学習するように伝えていますが、一部の社員しか行動せず、特に年配の社員においては、既存の知識・スキルだけに頼りがちの傾向にあるため、新たなプロジェクトに求められている能力が不足しており、仕事のアサインもしづらくなってきています。彼らにマッチするような、新しいビジネスモデルを検討しています。
さらに中長期的には、事業継承をどうしていくかが課題です。社員に引き継ぎたい、という想いはあるものの、誰が適任か、また自社株もどうしたら良いかなど、悩んでいます。
SAJの活動でこんなことがあるとよいな、と思うものがあればお聞かせください。
今もすでに企画していただいていますが、若手社員向けの企画を開催してほしいです。現場に入っているため、2日間にわたる研修は時間の確保ができず、参加が難しいようなので、その場合は開催回数を分けるなどしていただくと、参加しやすくなるかと思います。また、2019年に厚生労働省から受託した「次世代AI人材教育訓練プログラム」は受講した社員から非常に好評でした。
新入会員やSAJの活動になかなか参加できていない会員企業に向けてアドバイスをお願いします。
私も入会当初は、ほぼ活用できていませんでしたが、交流イベントをきっかけにいろんな人とのつながりができたおかげで、以降のイベントにも参加しやすくなりましたので、やはり、セミナーでも交流会でも良いので、とにかく一度参加してみる、というのが絶対良いと思います。
会社基本情報
企業名 | 創研情報株式会社 |
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代表者 | 阪本 浩朗 |
社員数 | 77名(2024年01月時点) |
会社URL | https://www.souken.co.jp/ |
業種業態分類 | ベンダー企業(BtoB) パッケージ・SaaS開発・受託開発・SI、Web関連・コンサルティング、人材派遣・SES、教育・出版、ハードウェア・周辺機器 |
主なクライアント | 製造業、運輸・郵送業、金融・保険業、不動産業、その他サービス業等 |
SAJ入会年月 | 2014年05月 |
取材日 | 2024年1月29日 |
対応者 | 代表取締役 阪本 浩朗 様 |