第114回アライアンスビジネス交流会 終了報告

2015年12月8日

平成27年11月19日(木)、交流委員会主催「第114回アライアンスビジネス交流会」が、インターコンチネンタルホテルヨコハマの会議棟で開催されました。(参加37社57名)今回は、一般社団法人組込みシステム技術協会との合同開催として、組込み総合技術展(Embedded Technology2015)及びIoT総合技術展(IoT Technology2015)のカンファレンス会場での初開催となりました。
はじめに「デジタルビジネスを加速するIoT」と題してユビキタス株式会社佐野様による特別講演が行われ、続いて、自社製品・サービスについて、4社がプレゼンテーションを行いました。その後の懇親会では、プレゼン企業、参加企業によるビジネスマッチングのための積極的な交流(名刺交換・情報交換・商談)が行われました。
ご興味・ご関心のあるプレゼン社製品内容等については、プレゼン概要(PDF)に先方の連絡先と担当者名が記載されていますので、この機会にぜひ直接お問い合わせくださいますようお願いします。(事務局 戸島・若生)

実施日時:平成27年11月19日(木)13:00~16:30
実施会場:インターコンチネンタルホテルヨコハマ
参 加 者:37社57名

特別講演 デジタルビジネスを加速するIoT

 佐野 勝大 氏(一般社団法人組込みシステム技術協会 理事、IoTビジネス研究会 主宰/株式会社ユビキタス 代表取締役社長)による特別講演では、いま話題のInternet of ThingsとCPS(サイバーフィジカルシステム)について、これまでの技術開発を取り巻く環境の変化(家電などの大量生産の時代からPC・携帯電話など情報ネットワークの時代)を解説したあと、今後のビジネスイノベーションにより、製品単体ではなく、複数製品・機器・センサー等がネットワークに接続され、それらの組み合わせにより新たな付加価値が提供されていく時代になるだろうとの説明がありました。

プレゼンテーション(企業4社/プレゼンテーション順)

希望提携:販売提携、技術提携、資本提携
製品分類:スマートフォン連携指紋認証サービス
製品名:OneBe TID(スマートフォン連携指紋認証SDK)
テーマ:持っているスマートフォンの指紋認証機能の活用

 OneBe TIDはスマートフォンの指紋認証機能を活用した多要素認証の外部モジュールです。PCやモバイル端末のセキュリティ強化は必須であり、各社様々な対策をなさっていると思います。本モジュールは、各企業で運用中の認証システムに対して、ハードウェアを導入する等の大きな追加投資を必要としません。お手持ちのスマートフォンで、パスワード、スマートフォンの電話番号、指紋という3要素すべてを使用した強固な認証が実現可能です。本日はOneBe TIDのモジュールの販売提携、技術提携、資本提携のパートナーを募集しています。

希望提携:販売提携、技術提携、資本提携、その他提携
製品分類:IOTデバイスのインターネット接続サービス
製品名:Synapse(シナプス)シリーズPro(プロ)とLite(ライト)
テーマ:組み込み通信ユニットによるIOT製品の利便性

 Synapseはセンサーから4G LTE通信、クラウドサーバーまでをワンストップで提供可能なサービスです。BLE Pico(Bluetoothを利用した小型センサーユニット)とLife Ts(KDDI 4G LTE通信モジュールをRaspberry Piに搭載した基盤)で収集したセンサー情報をクラウド上に保存して可視化し、遠隔地にいながらクラウドを通じて、障害等監視することができます。本日はSynapseの販売・技術・資本等の各種提携先を希望しています。

希望提携:技術提携、販売提携
製品分類:手書き文字認識や音声合成などUI系を主とするハードウェア/ソフトウェア組込み用ミドルウェア
製品名:組込み用ミドルウェア Inspirium(インスピリアム)
テーマ:製品機能や訴求力をアップさせる組込み用ミドルウェアInspiriumのご紹介

 組込みソフトウェアInspiriumは、携帯端末、家電、カーナビなどの各種機器やアプリケーションプログラムに組み込むミドルウェア関連製品の総称です。プラットフォームに依存することなく、ベンダーの様々な要件に対応します。たとえば手書き文字は、字形と筆跡の組み合わせで業界最高水準の精度を実現していますし、音声合成ライブラリは、肉声に近い合成音声ライブラリで音声ガイダンスやテキスト情報の読み上げ等を実現しています。本日はこのミドルウェアの技術・販売パートナーを募集します。

希望提携:販売提携、技術提携
製品分類:要求仕様書記述ツール
製品名:「SLP(構文化手法)」
テーマ :論理整合性のある要求仕様記述ツール「SLP」のご紹介

 「SLP(構文化手法)」は、要件の記述を進めて行くことで、文要素を定義したり、ソート機能を利用した名称見直し、用語標記の揺れを防ぐことができる要求仕様ツールです。SLPで要求仕様を記述することで、要求から設計までの要求のトレーサビリティが保証され、開発プロセスの効率と正確性を向上させます。本日は、このSLPの販売提携・技術提携先を募集しています。

名刺交換・交流会

4社のプレゼンテーション終了後、プレゼンテーション企業と聴講企業との名刺交換、交流会が行われました。

また、交流会終了後はEmbedded Technology展にご参加いただいた方も多かったようです。

長谷川武之 JASA 協業推進委員会副委員長 による乾杯挨拶
中道泰隆 CSAJ交流委員会 副委員長による中締め
交流会・名刺交換会の様子1
交流会・名刺交換会の様子2

PAGE TOP