DX/AI推進研究会 SaaS連携WG

リーダー:原島 啓輔(センターフィールド株式会社)

実証実験モデル企業募集中!
詳細はこちらのページをご参照ください。

背景

企業IT利活用動向調査2021(JIPDEC調べ)によれば、クラウドサービスを利用している企業は、85.8%にのぼります。そして、社内システムの半分以上がクラウドサービスである事業者は、全体の約45.4%にもなっていることから、世の中の企業が複数のクラウドサービスを活用している実態がうかがえます。
また、人材不足により業務負担が増えている企業や、従来システムの改修・メンテナンスなどの維持コストが高額化している企業など、業務特化型のクラウドサービスを導入する企業が増えていくことが考えられます。

ユーザー企業は、繋がっていない複数のクラウドサービスを導入することにより、それぞれのシステム間のデータ連携のために、作業者が同じデータの入力やCSVのアップロード・ダウンロードなどを行っています。いわゆる2度手間3度手間が発生している現状が伺え、DX推進に必要なリソース確保やデジタル活用をする上で、足かせとなっている状況です。そうした中、DXレポート2.2では、デジタル産業への変革に向けた具体的な方向性やアクションが提示されました。一つ目は、「デジタルを、省力化・効率化ではなく、収益向上にこそ活用すべきであること」、二つ目は、「DX推進にあたって、経営者はビジョンや戦略だけではなく、行動指針を示すこと」、そして三つ目は、「個社単独でのDXは困難であるため、経営者自らの価値観を外部へ発信し、同じ価値観をもつ同志を集めて、互いに変革を推進する新たな関係を構築すること」、としています。これらを成しえるために、ユーザー企業がデジタル活用の体験をテスト・アンド・. ラーンで実行していくことが必要と考えております。

SaaS連携WGの目的

当WGの所属するDX/AI推進研究会では、業種業務に特化したデジタルプラットフォームとその活用による新ビジネスモデルの構築等をITベンダー、コンサルタント、ユーザーの3者が共同で研究し、それを実際に現場に適応して成功モデルを創出し、それらの成功事例を広く公開し、それをベースに個々のユーザー企業の特徴を盛り込んだ個別モデルを、容易なカスタマイズで生み出すことで、中小企業の変容を推進し、日本経済の再生に寄与することを目指す活動を展開しております。
そこで、当WGでは、ユーザー企業・ベンダー企業・システムコネクター※が三位一体となって、ユーザー企業にとっての有効なSaaS連携を見出し、ユーザー企業の実証実験を通して、導入による効果の蓄積や中小企業DXを支援する情報ツールの提供を目的として活動し、接続が限定的なSaaS連携問題を解消することにより、人がつないでいた運用を減らして生産性向上に寄与し、同種の課題を抱えるユーザー企業に成功事例を広く公開していき、中小企業DXに不可欠なデジタル基盤の醸成を支援して参ります。

※システムコネクターとは、システム連携の専門家やシステム連携を創出・提供する役割

本WGの活動内容

・ユーザー企業の要望の多いSaaS連携の洗い出しから、SaaSベンダーへの参画を促す。

・SaaS連携の作り手であるシステム開発会社やシステム連携の専門家である支援事業者への参画を促す。

・SaaS連携ツールをWGで利用するプラットフォーム(連携革命!Link Revo)上に作成する。

・SaaS連携実証実験に参画するユーザー企業を募集する。

※「連携革命!Link Revo」の仕組みは下図参照

本WGの開催

毎月、第三木曜日16時から1時間程度、オンラインおよびハイブリッドにて開催。
(メンバーの都合により変更となる場合があります)

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