ブロックチェーン技術による留学生を中心としたエシカル・アクティビティ証明に関する戦略策定事業
2022年4月18日
一般財団法人機械システム振興協会が公募した「令和3年度イノベーション戦略策定事業」において、「ブロックチェーン技術による留学生を中心としたエシカル・アクティビティ証明に関する戦略策定」事業を受託し、SAJ内に戦略策定委員会を組織し、具体的な検討を行いました。
ブロックチェーン技術による留学生を中心としたエシカル・アクティビティ証明に関する戦略策定報告書
(1)本事業の目的
大阪で留学生の語学教育を行ってきた教育機関(エール学園)では、地域活動(エシカル・アクティビティ)に取り組んでおり、これが地域社会と留学生に良い効果を生んでいる。
この活動をもとに非金融分野におけるブロックチェーン技術を活用し、情報の改ざんや散逸が発生しない証明可能なシステム基盤をプラットフォームとして提案し、将来は外国人のみならず、日本人学生全般や他分野に普及させることを目指す。
(2)本事業の目標
本委託事業においては、留学生等が行うエシカルなアクティビティを証明する「活動証明システム」が備えるべき要件を明らかにするため、次を行う。
1) モックアップを用いた利用者ニーズのヒアリング
2) セキュリティ、プライバシー、リーガル面等配慮事項の整理
3) 費用面、運用面などその他の課題の整理
(3)本事業の内容
本委託事業においては、留学生等が行うエシカルなアクティビティを証明する「活動証明システム」が備えるべき要件を明らかにするため、戦略策定委員会を設置し、次を行った。
1) サービス仕様及び技術仕様の作成
2) モックアップの作成及びヒアリングの実施
3) ビジネスモデルの検討
(4)成果の展開、活用方法
本事業において、「活動証明システム」のサービス要件と技術要件は概ね明確となった。今後は、令和4年度に、本事業に参加したネクストウェア株式会社がシステム開発に着手し、令和5年度に、本事業に参加した学校法人エール学園とともに、留学生と周辺社会が使用できるアプリケーションを提供することを目指す。