第4次情報革命のダイナミックな展開と”あるべきIT経営”セミナー終了報告

2016年2月16日

 平成28年2月9日(火)、CSAJ会議室にて、CSAJ主催「第4次情報革命のダイナミックな展開と”あるべきIT経営”」セミナーが開催されました。(参加17社18名)

 堀切 達也 氏(中央情報専門学校講師)より、資料に基づき、情報革命の流れや実体験に基づくあるべきIT経営論について、講演が行われました。
 はじめに、「情報」「知識」「知恵」の定義・特徴・関係を体系立てて説明し、ネットーワーク(情報ネットワーク社会)については、戦国時代の軍事情報網を例に、分かりやすい解説が行われました。人類史においては、文字の発明からコンピュータの発明まで、4つの情報革命があり、それぞれを、時間軸、歴史的視点など、様々な視点で分析されたとのことです。

 次に、第1のパラダイムシフトとして、パソコンの急成長(汎用コンピュータの普及)やパソコン先駆者の台頭、それに伴うIT業界の構造転換について、解説が行われました。

 続けて、第2のパラダイムシフトとして、インターネット革命について説明が行われ、インターネット利用者の爆発的な増加や、スマートフォンの普及により、各国がIT戦略を出す中で、いかに新経済発展プロセスを創造できるかについて、考察が行われました。

 知識資本主義経済システムの成立では、これまでの情報の流れや知識の流れが、インターネット革命により大きく変わり、知識労働者が増えていく中で、知識労働者に問われる能力等について、説明が行われました。

 また、今回は堀切氏の実体験に基づく”あるべきIT経営”へのチャレンジとして、目標達成のための拡販戦略や組織改革、役員としてのアクションなどについて、成果を達成するまでの課題や解決方法を、事例を交えて説明されました。

 最後に、IT革命の最新動向と未来のIT経営について考察が行われ、講演後の質疑応答では参加者から多くの質問が出され、盛況のうちに説明会は終了しました。(事務局 戸島)

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