令和5年度医療機関向けサイバーセキュリティ対策研修を9月より開始

2023年8月31日

~サイバーセキュリティ対策研修を無償で提供し医療機関向けに継続的な教育を支援~

一般社団法人ソフトウェア協会(SAJ)

 一般社団法人ソフトウェア協会(所在地:東京都港区、会長:田中邦裕、以下SAJ)は、厚生労働省「令和5年度医療情報セキュリティ研修及びサイバーセキュリティインシデント発生時初動対応支援・調査等事業」(以下、本事業)を受託し、令和5年度医療機関向けサイバーセキュリティ対策研修を2023年9月より開始いたします。

 近年、国内外の医療機関を標的とした、サイバーセキュリティインシデントが増加しており、我が国においても、世界各国と同様にリスクが高まっています。国内の医療機関においても、サイバー攻撃により長期に診療が停止する事案が発生していることから、医療機関等におけるサイバーセキュリティ対策の充実は喫緊の課題となっています。昨年度の事業では、令和4年10月31日に発生した大阪府立病院機構大阪急性期・総合医療センターにおけるランサムウェアによる被害の事案に対して、初動対応支援を行ってきました。本事案をきっかけに医療機関におけるサイバーセキュリティ意識の向上が見られたことに合わせ、対象者別にテーマを設定し、複数回の研修等を実施し、延べ4800医療機関・団体/7000名に受講いただきました。

 サイバーセキュリティの領域は、技術の進歩も早く、タイムリーな情報提供等を行うべく、これら背景のもと令和5年度の医療機関向けサイバーセキュリティ対策研修を9月より実施いたします。昨年に引き続き医療機関向けセキュリティ教育支援ポータルサイト(MIST:Medical Information Security Training)を通じて研修の申し込みをはじめ、サイバーセキュリティ教育に活用できるコンテンツ集の掲載など医療機関向けに継続的な教育支援をいたします。この機会に是非、ポータルサイトをご活用いただき、研修にご参加ください。

研修種別と内容

対象 内容
導入研修
ー立入検査対策コース
  • 立入検査の項目に含まれたサイバーセキュリティの対応・対策に向けた医療機関におけるサイバーセキュリティチェックリストに基づいた研修

  • 2023年3月末に公開された大阪府立病院機構大阪急性期・総合医療センターの「情報セキュリティインシデント調査委員会報告書」をベースにインシデントの内容、発生原因、対策、BCPの見直し等について学習

初学者等向け研修
  • サイバーセキュリティインシデントが身近であることを認識頂くとともに、システムや端末を使うにあたって、自分たちで今すぐできる備えなどについて学習

経営者向け研修
  • つるぎ町立半田病院、大阪府立病院機構大阪急性期・総合医療センター等のインシデント事例、経営者として必要なサイバーセキュリティの意識と知識について学習

システム・セキュリティ管理者向け研修
  • 現在あるIT資産を活用したセキュリティ対策について学習。

  • Active Directory(AD)入門、認証・認可や特権管理の重要性などについて学習

e-learning
  • 情報セキュリティの基礎、サイバー攻撃手法、インシデントレスポンス等の基本コンテンツ他、各研修の動画をアーカイブとして配信

実施方法とスケジュール

セキュリティ教育支援ポータルサイト

医療機関向セキュリティ教育支援ポータルサイト(MIST)を参照ください。
https://mhlw-training.saj.or.jp/

受講申し込み方法

本事業の専用サイト「医療機関向セキュリティ教育支援ポータルサイト」(MIST)から申込ください。
https://mhlw-training.saj.or.jp/

一般社団法人ソフトウェア協会(略称「SAJ」)について

Software Everywhere ~すべてはソフトウェアで動く、これからのデジタル社会へ~
われわれSAJは、すべてのソフトウェアを対象とし、デジタル社会を推進するために、「ソフトウェア( 国) の未来を創る」をビジョンに見据え、ソフトウェアに関わるすべての組織(チーム)・人をサポートすることをミッションとし、活動しています。
https://archive.saj.or.jp/

本事業に関するお問い合わせ

一般社団法人ソフトウェア協会(SAJ)
医療情報セキュリティ研修事務局
E-mail:mist-sajinfo@saj.or.jp https://mhlw-training.saj.or.jp/

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