ITソフトウェア産業における第三者検証タスクをiCDに追加
2022年6月10日
一般社団法人 IT検証産業協会
一般社団法人ソフトウェア協会
一般社団法人iCD協会
一般社団法人 IT検証産業協会 (IT Verification Industry Association 略称 IVIA:アイビア)(東京都台東区、会長:藤井 洋一)、一般社団法人ソフトウェア協会 (Software Association of Japan)(東京都港区、会長:田中 邦裕)、一般社団法人iCD協会(東京都千代田区、会長:金 修)は、共同でITソフトウェア産業における第三者検証タスクを開発し、iコンピテンシディクショナリ(iCD)に追加しました。
現代社会において、私たちの生活にソフトウェアは欠かせないものですが、ソフトウェアに起因する銀行システム・公共システムなど、身近なシステムトラブルに関するニュースは後を絶ちません。
ソフトウェアの品質向上は、私たちの生活を守る上で非常に重要なものですが、ソフトウェア開発現場において、第三者によるソフトウェア検証の実施もなく、開発現場内において、経験の浅いプログラマーや開発者自身、さらにはソフトウェアテストを理解していない技術者が、ソフトウェアテストを実行し、テスト完了としている現場が多く存在しているのが現状です。
IT検証産業協会は、2005年の設立以来、テスト技術の向上、テストエンジニアの育成に努め、第三者検証の必要性を発信してきました。17年の歳月が経過していますが、第三者検証の重要性は、依然として世の中に浸透していない状況です。
IT人材不足の昨今、2021年にはデジタル庁が設立され、デジタルトランスフォーメーション(DX)が叫ばれる中、ソフトウェアの品質向上が一層の重要事項となっており、ソフトウェアテストを理解したテストエンジニアの育成が急務となっています。
この度、ソフトウェアテストへの理解を深めると共に、ソフトウェア品質向上への意識、テストエンジニアの育成が加速することを願い、ソフトウェア協会主催(iCD協会協力)の「iCD活用ワークショップ」で作成した第三者検証タスクをもとに、IT検証産業協会で検証・精査し、体系立てたテストプロセス(Test.ssf)に基づく標記の第三者検証タスクを作成、iCDに追加いたしました。
また、ソフトウェア協会では国産ソフトウェア製品の品質の高さを世界に証明するために制定したPSQ認証制度を運用していますが、高い品質を維持するため、第三者によるソフトウェア検証の重要性も引き続き訴えて参ります。
第三者検証タスク活用の効果
1)IT検証技術者の習熟度把握、および人材育成に役立てることができます。
2)ITソフトウェア産業における第三者検証業務の内容精査に役立てることができます。
一般社団法人IT検証産業協会
所在地 : 〒111-0042 東京都台東区寿3-19-5 JSビル9F
会長 : 藤井 洋一
設立 : 2005年10月
事業概要:IVIAは、業界認知度向上、情報発信、技術者創出・育成を軸に、IT検証産業の技術力向上および標準化に努めています。
URL : https://www.ivia.or.jp/
一般社団法人iCD協会
所在地 : 〒101-0046 東京都千代田区神田多町2-2-22千代田ビル6F
会長 : 金 修
設立 : 2018年2月
事業概要:独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が公開した「iCD(iコンピテンシ ディクショナリ)」に関する調査及び研究、普及啓発及び指導、情報の収集及び提供等
お問い合わせ先
一般社団法人iCD協会
担当:広報担当
Mail:icda-info@icda.or.jp
Tel:03-4530-6226