視察レポ―ト:産業技術総合研究所(柏センター)
2024年4月26日
主催:技術委員会
技術委員会では、最新技術動向・最新テクノロジーの実例に触れ、技術を通して今後のビジネスと人材の発展・成長を支援するための企画を実施しています。
このたび、新技術の動向調査のため、産業技術総合研究所 柏センターの視察を企画・実施しました。柏センターで主に研究しているテーマは「人間拡張」(人に寄り添い人の能力を高めるシステム)で、事前にメンバーから希望を調査したうえで、3つの研究チームを中心に視察させていただきました。
産業技術総合研究所の皆様におかれましては、本委員会視察にご協力いただきましたことをここに改めて御礼申し上げます。
視察概要
日時 | 2024年04月18日(木)15:00~17:00 |
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会場 | 産業技術総合研究所 柏センター
〒277-0882 千葉県柏市柏の葉6丁目2-3 |
参加 | 参加:7社・団体/10名 |
参加企業名 | イナゾウ株式会社、サイエンスパーク株式会社、ソフトバンク株式会社、株式会社大和コンピューター、日本事務器株式会社、株式会社ラネクシー、一般社団法人ソフトウェア協会 |
時間 | スケジュール |
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15:00-15:15 |
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15:15-15:30 |
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15:30-15:45 |
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15:45-16:50 |
2グループに分かれて3つの研究チームを視察・取り組み事例紹介
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16:50-16:55 | 移動・休憩 |
16:55-17:10 | 意見交換・質疑応答 |
はじめに、産総研 柏センターの概要説明として、谷口様(柏センター所長)より、産総研の概要と、世界最大規模の人工知能処理向け計算インフラストラクチャ「AI橋渡しクラウド(AI Bridging Cloud Infrastructure、ABCI) 」、柏の葉キャンパス及び周辺環境、産総研デザインスクールなどについてご紹介いただきました。
続いて、今回の視察先である「人間拡張研究センター」について、副研究センター長の蔵田様より、人間拡張の定義とセンター内の研究領域、2022年柏の葉イノベーションフェスで行われた人工筋肉やスーパーヒーローアバターによるプロテウス効果の事例などについて、ご紹介いただきました。
そして、視察に先立ち、同センター総括研究主幹の大隈様からは、「コミュニケーションを拡張するインターバース技術の研究」と題し、企業・大学と形成するコンソーシアム内での取り組みについて、デモを交えてご紹介いただきました。
視察では、2つのグループに分かれ、スマートセンシング研究チーム、スマートワークIoH研究チーム、生活機能ロボティクス研究チームの3つのチームの研究施設に訪問し、それぞれの研究内容についてご説明いただきました。
スマートセンシング研究チーム
熱・ひずみ・湿度・圧力などを感知するセンサーの開発と活用事例のご紹介
生活機能ロボティクス研究チーム
カメラ1台で3次元位置・姿勢計測が可能でロボット制御を安定化する高精度マーカの紹介
スマートワークIoH研究チーム
VR技術を用いた業務訓練システムの紹介
本件に関する問い合わせ
一般社団法人コンピュータソフトウェア協会
事務局 担当:若生
E-mail:gyoumu1@saj.or.jp