出前授業レポート
~新宿区落合第四小学校
2021年10月12日
プログラミング教育委員会では、「子供・保護者・先生たちを幸せにする」をテーマに、ICT教育の在り方と学校現場のDX化のための施策を議論・検討しています。
このたび、新宿区落合第四小学校から、プログラミング教育委員会宛に、プログラミング出前授業の依頼があり、オブザーバメンバーのIncrements株式会社様にご協力をいただき、Scratchの出前授業を実施しました。
実施日 | 2021年9月30日(木)10:45~12:45/13:15~14:45 |
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実施校 | 新宿区落合第四小学校 |
対象 | 小学4年生 (2クラス/計57名) |
使用端末 | Surface GO2 |
協力企業・講師 |
Increments株式会社 講師:大東 祐太 氏(プロダクト開発グループ SaaS開発チーム) 清野 隼史 氏(プロダクト開発グループ) |
授業概要 |
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今回の出前授業は「図工」の時間を活用したプログラミング体験ということで、児童たちには体験授業の前に、自作のキャラクターを端末を使って描いてもらいました。先生曰く、キャラクターの色を塗りつぶすのに苦労していたそうです。
時間になると児童たちが図工室に集まり、日直の子による掛け声と挨拶でスタートしました。
メイン講師をつとめる大東様(Increments株式会社)が、「プログラミング経験」の有無について、確認したところ、3分の1以上の児童たちが経験がある、とのことでした。
はじめに、「プログラミング」とは何か、身の回りの「プログラミング」を用いたモノには何があるのか、などの簡単な説明が行われました。児童たちはとても真剣な表情で、興味深そうに聞いていました。
そして、いよいよプログラミング体験です。
キャラクターを描くために、何度か授業でPC端末に触れていたこともあり、端末を取り出した後、すぐにログインして、Scratchアプリにアクセスする様子は、これぞ現代の授業、といった風景でした。
大東様の指導のもと、キャラクターの大きさを変えたり、ブロックを組み合わせてキャラクターに動きをつけていきます。
はじめはどのブロックを使ったらいいのかわからず、企業講師の方々に聞きながら進めていきます。しかし、慣れてくると、教わったブロックを使って別のキャラクターに動きを受けたり、色を変えたりと、自分なりに工夫して、楽しみながらプログラミングを学んでいました。また、早くにブロックを組み終わった子どもが、近くの遅れている子どもにやり方を教える様子もあちこちで見られました。
あっという間に90分が経過し、授業を終えた子どもたちは生き生きとした表情で教室を後にしていました。
参加した児童は、今回のプログラミング体験が楽しかったようで、授業以外でもやってみたい、教えてもらったものだけでなく、自分でオリジナルのプログラミングを作ってみたい、といった意欲的な感想をもった子どもたちが多くみられました。
今回出前授業にご協力いただいたIncrements株式会社は、これまで出前授業の経験がなく、初めての指導ということでしたが、授業の構成、進め方など、先生と事前に細かな調整をいただき、また社内のエンジニア以外の方にも模擬授業を実施して、わかりやすさなどを確認しながら行っていただいたこともあり、当日の進行は非常にスムーズなものでした。
この度の授業にご協力いただきました、Increments株式会社様、そして、出前授業の機会いただいた落合第四小学校 武田様はじめ当日サポートいただいた皆様におかれましては、本当にありがとうございました。
今後もプログラミング教育委員会では、学校・保護者・子どもたちの幸せをテーマに、様々な活動を行っていきます。
(事務局)
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