プログラミング教育委員会セミナー終了報告

2017年12月19日

プログラミング教育委員会では、学校教育におけるプログラミング教育の普及・促進のための活動を実施しています。

今回は「デジタル時代の学びの場づくり」と題し、石戸奈々子氏(NPO法人CANVAS 理事長)を講師にお招きし、講演いただきました。

講演の中で石戸氏は、CANVAS考える人材育成として、世界中の多様な価値観の人と協働して、新しいことを創造する力を育むことであるとし、そのために教育のデジタル化の推進やプログラミング教育を全国に普及するためのプロジェクト「Programing Education Gathering」などに取り組んできたと説明しました。そのうえでこれからの社会では、「読み・書き・プログラミング」、基礎教養としてのプログラミングが大切であるとし、プログラミング「で」学ぶことの重要性を述べました。
さらに、2020年に初等教育においてプログラミングが必修化される動きの中、現在は6つの課題があるとし(1.カリキュラム 2.授業の支援 3.指導者の育成 4.機材整備サポート 5.地域のコミュニティサポートの仕組み 6.全国のノウハウの共有)、課題解決のためには"Imagine & Realize"、考えるだけでなく行動することが大切であるとし、CSAJと協力してプログラミング教育の推進をしていきたいとして締めくくりました。

プログラミング教育委員会主催セミナー

日時 平成29年12月4日(月) 15:00~16:00
会場 一般社団法人コンピュータソフトウェア協会
会議室(TEL:03-3560-8440)
〒107-0052 東京都港区赤坂1-3-6 赤坂グレースビル3F
タイトル 「デジタル時代の学びの場づくり」
講師

石戸 奈々子氏 
NPO法人CANVAS 理事長 / 株式会社デジタルえほん代表取締役 / 慶應義塾大学准教授)

▼講師プロフィール
東京大学工学部卒業後、マサチューセッツ工科大学メディアラボ客員研究員を経て、子ども向け創造・表現活動を推進する NPO「CANVAS」を設立。これまでに開催したワークショップは 3000回、約50万人の子どもたちが参加。実行委員長をつとめる子ども創作活動の博覧会「ワークショップコレクション」は、2日間で10万人を動員する。その後、株式会社デジタルえほんを立ち上げ、えほんアプリを制作中。総務省情報通信審議会委員、デジタル教科書教材協議会理事などを兼務。著書に「子どもの創造力スイッチ!遊びと学びのひみつ基地 CANVASの実践」、「デジタル教育宣言 スマホで遊ぶ子ども、学ぶ子どもの未来」、「デジタル教科書革命」など。デジタルえほん作家&一児の母としても奮闘中。

セミナー風景
プログラミング教育の促進を誓い合う田中委員長と石戸氏

議事録(会員限定)

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お問い合わせ

一般社団法人コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)
事務局 若生 E-mail:gyoumu1@csaj.jp
TEL:03-3560-8440

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