プログラミング教育委員会 in 石狩 終了報告

2017年3月23日

プログラミング教育委員会初の地方開催

平成28年度第3回プログラミング教育委員会を、CSAJ事務局のある東京・赤坂から遠く離れた北海道石狩市で開催しました。

平成32年(西暦2020年)の初等教育におけるプログラミング教育必須化に向けて、業界としてどう取り組むか、委員会では検討しているところですが、今回はプログラミング教育というものを自治体、そして教育委員会ではどのように考えているのか、生の声を聞きたいということで石狩市を委員長、副委員長、委員の有志で訪問、意見交換を行いました。

石狩市表敬訪問

プログラミング教育委員会の委員長を務めていただいている田中邦裕CSAJ理事(さくらインターネット株式会社 代表取締役社長)に、自社のデータセンターを石狩市に置いているご縁で、今回石狩市との調整をしていただきました。

2月7日午前、石狩市庁舎を田中委員長と杉本淳一副委員長(株式会社コスモ・コンピューティングシステム 代表取締役)、CSAJ事務局長原で田岡克介石狩市長を表敬訪問し、CSAJのプログラミング教育委員会やU-22プログラミング・コンテストなどの取り組みについて説明しました。

石狩市は第二か国語としての手話教育に熱心な自治体として知られ、第三か国語として新たにプログラミング教育を取り入れられないかとのアプローチを行っているところです。

田中委員長(中央)と杉本副委員長(左)
田岡石狩市長(手前)

TV会議を使って東京と石狩を結んでの委員会開催

場所を石狩データセンター内の会議室へ移し、午後からプログラミング教育委員会を開催しました。今回は石狩市と東京CSAJ会議室をTV会議システムで繋いでの委員会となりました。

石狩会場には田中委員長、杉本副委員長の他、委員であるフォーラムエイト様や内田洋行様の札幌支社などからも出席いただいた他、オブザーバとして石狩市教育委員会の方々などにもご出席いただきました。

委員会はフリートーク形式で進行し、様々な質問と意見が出されました。やはり興味をひいたのは教育現場でのプログラミング教育の関心度でしたが、まだ文部科学省から具体的に「降りて」きていないため、教師側の受け止め方としてはまだ低い状況にあるとのことでした。ただし、学校のIT化は進みつつあるので、教師側の抵抗感は今後減っていくのではないかとの意見もありました。

今後委員会は、初等教育を中心に、多くの子供たちに先生がスムーズに教えられるような環境を作るにはどうしたら良いのかを考えるような、そんな活動になりそうです。

石狩会場
東京会場

石狩データセンター見学会

委員会終了後、石狩会場の方々は、そのまま石狩データセンターの見学会へご参加いただきました。

データセンターという性質上、写真撮影はNGなため、掲載しておりません。

田中委員長自らがガイドとなり、2時間近くもデータセンター内をご案内いただきました。今回は従来の第1棟、第2棟だけでなく、完成したばかりの第3棟も本邦初公開で見せていただきました。見学会に参加して強く感じたのは、データセンターの主役であるはずのサーバ群より、それらを支える電源や空調の方が設備としては大きいということに、今更ながら気づかされました。また、第1棟から第3棟へと進むにつれて、改良・改善がされていて、絶えず進化を続けていることが良く理解できました。

地元の美味しいものが出る懇親会

見学会終了後、場所を石狩市庁舎近くの居酒屋に移し、関係者で懇親会を開催しました。田岡市長をはじめ、石狩市側の方々にもご参加いただき、地元の魚、地酒に舌鼓を打ちながら懇親を深めました。

最後に

真冬の、しかも「さっぽろ雪まつり」の真っ最中の北海道で開催する委員会。ホテルは安く泊まれるだろうか?航空運賃は高騰していないだろうか?雪道で転倒しないだろうか?凍えないだろうか?そもそもTV会議を使って委員会を運営できるだろうか?など不安材料が付きまとい、その他イベントや研究会が続く中での自分自身の準備不足も相まって、関係者の皆様にはご迷惑をおかけしました。関係者皆様のご尽力により、無事に「プログラミング教育委員会 in 石狩」を終えることができました。この場を借りて御礼申し上げます。

さっぽろ雪まつり
雪降りしきる札幌市内

お問い合わせ

一般社団法人コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)
事務局 小林 E-mail:gyoumu1@csaj.jp
TEL:03-3560-8440

PAGE TOP