レポート:政府調達における情報システム実態調査報告~ベンダーロックインの回避に向けて~
2022年3月30日
法務・知財委員会 主催
コロナ禍の影響を受け、行政のデジタル化の推進が喫緊の課題となった今、政府はデジタル社会の実現に向け、デジタル庁を発足させるなど、その実現に向けた改革に取り組んでいます。
しかし、これまでの官公庁の情報システム調達は、別の事業者への乗り換えを困難にする「ベンダーロックイン」が問題として取り上げられています。公正取引委員会において、政府調達に関する調査報告書の公開されたことを受け、同委員会 事務総局調整課 課長 小室尚彦様に強盗団いただき、報告書の内容についてご説明いただきました。質疑応答では、自治体・地方公共団体のシステム化について、新規ベンダーも参入できるような、より良い調達の在り方について、様々な意見交換が行われました。
また、旬な話題としては、2022年4月から施行される改正個人情報保護法について、平野 高志 副委員長(ブレークモア法律事務所 弁護士)に解説いただきました。
聴講者からは資料が充実しており、参考としたい、具体的事例を挙げてもらったのでわかりやすかったなど、好評の声をいただきました。
開催概要
日 時 | 2022年 3月 15日(火)15:00~16:30 |
---|---|
会 場 | オンライン(zoomウェビナー) |
対 象 | SAJ会員限定 |
参 加 | 26社48名 |
プログラム
15:00~16:00 (60分) |
官公庁における情報システム調達に関する実態調査について 概要:競争政策の観点から、多様なベンダーが参入しやすい環境を整備することが重要であるとの認識の下、官公庁における情報システム調達の実態を把握するための調査を実施しましたので、その概要についてご説明いただきました。 |
---|---|
16:00~16:30 (30分) |
最近の法律関連の旬な話題「4月1日施行 令和2年個人情報改正法」 講師:平野 高志氏(SAJフェロー/法務知財委員会副委員長/ブレークモア法律事務所 弁護士) |
資料ダウンロード(会員限定)
- 官公庁における情報システム調達に関する実態調査報告書:概要版(PDF/3.4MB)
- 官公庁における情報システム調達に関する実態調査報告書:本体(PDF/1.1MB)
- 超難解な個人情報保護法をどう理解すべきか(PDF/766KB)
セミナーアーカイブ(会員限定)
お問い合わせ
一般社団法人ソフトウェア協会(SAJ)
事務局 戸島、若生 e-mail:gyoumu1@saj.or.jp