産業構造審議会 知的財産分科会 意匠制度小委員会 報告書
「画像デザインの保護の在り方について」(案)への意見を提出

2016年1月21日

平成27年12月21日に特許庁より意見募集が開始された産業構造審議会 知的財産分科会 意匠制度小委員会報告書「画像デザインの保護の在り方について」(案)について、当協会では以下の通り意見をとりまとめ、平成28年1月19日に、産業構造審議会 知的財産分科会 意匠制度小委員会へ意見を提出しました。

意見要旨

  • 画像デザイン保護は、当協会の会員のビジネスに直結する重要課題であり、今般、意匠審査基準を改定して画像デザインの保護拡充を図ることに賛成
  • 企図されている意匠審査基準の改定は、物品に予め格納されたソフトウェアによる画像のみならず、後から追加インストールした操作画像やアップデートした操作画像が保護されるようになるが、現行意匠法を改正せずにその枠内で保護拡充を図ろうとしているため、画像デザインと物品の一体性を保持することが要件となり、この結果、画像デザインが十分に保護されない
  • クラウドの発展やIoT(Internet of Things)などの新たな技術展開を迎えている中で、画像デザイン保護の法整備は急務
  • クラウドやネットワークコンピューティングによりクライアント端末に表示される画像デザインも保護対象とすべき
  • 物品の操作のための画像デザインであって、当該物品の使用を目的として接続されたモニター画面に表示されるのであれば、表示が一時的であろうと保護されるべき

提出意見書

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