法務・知財委員会主催 第15回座談会 終了報告
2015年10月6日
平成27年9月14日(月)、CSAJ会議室にて、法務・知財委員会主催 第15回座談会が開催されました。(参加25社33名)
制度開始は目前!限られた時間でもまだ間に合うマイナンバー実務のポイント
北条 孝枝 氏(株式会社ブレインコンサルティングオフィス 社会保険労務士)より、資料に基づき、マイナンバーのポイントと、企業実務の具体例について、説明が行われました。
はじめに、マイナンバー法に係る所要のルールの説明があり、その後、実務を行う上でのポイントについて、解説がありました。
とくに、今回のマイナンバー法は、全部署、全従業員が対象となるため、トップダウンでの全社的な対応や、関連する部署間の横断的な協力・対策が不可欠です。情報漏えいの8割が人的被害と言われている中、マイナンバーをきっかけに、企業は情報管理をより求められるようになります。
また、マイナンバーの利用範囲は限定的です。念のためコピーをとっておくことが、マイナンバーに関してはリスクになります。適切な保管・運営・関連システムの構築を進めましょう、との説明がありました。
消費者契約法改正の動きについて
ブレークモア法律事務所の平野弁護士より、消費者委員会 消費者契約法専門調査会「中間取りまとめ」の内容について説明が行われ、消費者契約法の改正の方向性と企業側からみた問題点について、解説が行われました。本件については、今後のビジネスに影響がある内容も含まれているため、CSAJにて意見をとりまとめて、提出することになりました。
最近の法務知財の旬な話題について
ブレークモア法律事務所の黒住弁護士より、「最近の法務知財の旬な話題」に基づき、法改正動向等について、説明が行われました。「最近の法務知財の旬な話題」は会員限定で公開していますので、ぜひご覧ください。
次回予定
次回の座談会は12月3日(木)を予定しています。テーマ毎に質疑応答や意見交換を行うとともに、誰に聞いて良いか分からないちょっとした疑問などについても、参加者(弁護士含む)から問題解決のためのアドバイスが得られるかもしれませんので、ぜひご参加ください。(事務局 戸島)