エグゼクティブセミナー in 長崎 ~ITが創る・支える・変革する「地方創生」~ 終了報告
2018年7月27日
平成30年7月6日(金)~7月7日(土)の2日間、CSAJ会員の経営者・管理者層を中心とした「エグゼクティブセミナー in 長崎~ITが創る・支える・変革する「地方創生」 ~」が、長崎県・長崎県立大学・一般社団法人長崎県情報産業協会・公益財団法人長崎県産業振興財団のご協力をいただき、長崎県で開催されました。
CSAJからは、筆頭副会長をはじめ30社・団体/40名が参加し、大変盛況な中、無事終了しました。
参加企業
<CSAJ側30社・団体/40名、企業名五十音順>
株式会社アール・アイ、anbx株式会社、株式会社ウチダ人材開発センタ、株式会社 HICサービス、株式会社エスペシャリィ、株式会社FM.Bee、株式会社OSK、オデッセイヒューマンシステム株式会社、株式会社クリエイション、株式会社コスモ・コンピューティングシステム、コナミホールディングス株式会社、株式会社シーシーダブル、新宿御苑前税理士法人、税理士齋藤康之事務所、センターフィールド株式会社、創研情報株式会社、日本ナレッジ株式会社、株式会社バーズ情報科学研究所、株式会社Harness LLP、ハイネスソリューションズ株式会社、株式会社パスカリア、ピー・シー・エー株式会社、BBソフトサービス株式会社、株式会社フォーラムエイト、株式会社ブルーポート、フルタニ産業株式会社、株式会社豆蔵ホールディングス、株式会社ミクロスソフトウェア、Y'sラーニング株式会社、一般社団法人コンピュータソフトウェア協会
<長崎県側4社・団体/8名、順不同>
長崎県、長崎県立大学、一般社団法人長崎県情報産業協会、公益財団法人長崎県産業振興財団
プログラム
平成30年7月6日(金) | |
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11:45 | ●集合場所:長崎空港 1F国内線到着ロビー前 貸切バスで昼食会場(大衆割烹 寿楽)へ移動 |
<バスで移動> | |
12:30~13:30 | 昼食(場所:大衆割烹 寿楽) 〒856-0828 長崎県大村市杭出津2丁目1266番地 TEL:0957-53-6181 長崎県ならではの食材を使用した特別メニューを堪能。 |
<バスで移動> | |
14:30~16:50 | ●学校視察:長崎県立大学シーボルト校
〒851-2195 長崎県西彼杵郡長与町まなび野1-1-1 TEL: 095-813-5500 |
14:30~15:00 中央棟1階M104 『長崎県立大学の取組について』 長崎県立大学 情報システム学部 情報セキュリティ学科 学科長 教授 博士(情報学) 小松 文子 様 |
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15:00~15:30 西棟2階W205 『セキュリティ演習室等学内視察』 長崎県立大学 情報システム学部 情報セキュリティ学科 教授 博士(工学) 加藤 雅彦 様 |
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15:30~16:30 中央棟1階M104 学生との交流(パネルディスカッション・意見交換) |
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16:30~16:50 中央棟1階M104 長崎県からの行政施策説明および公益社団法人長崎県産業振興財団からのIT関連事業展開に関する提案説明 |
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<バスで移動> | |
17:30~17:50 | クレインハーバー長崎ビル 施設見学 |
<バスで移動> | |
18:00~18:45 | 各自部屋に移動後、懇親会開始時間まで休憩 |
18:45~18:55 | 懇親会場集合 |
19:00~21:00 | ●懇親会:ザ・ホテル長崎BWプレミアコレクション 3階宴会場「アメジスト」
次第:開会挨拶 CSAJ筆頭副会長 水谷 学 |
21:00 | <懇親会終了・解散> |
平成30年7月7日(土) <親睦コンペコース> | |
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出発前までに各自チェックアウト | |
6:05 | 集合 |
6:15 |
パサージュ琴海へ向け、出発<バスで移動> パサージュ琴海 |
7:15 | パサージュ琴海 到着後、各自チェックイン |
7:45 | 集合、記念撮影 |
8:00~ | プレースタート OUT/IN 同時(8組) |
14:30~16:00 | パーティー、成績発表(場所:パサージュ琴海) |
16:30 | パサージュ琴海出発 高速船にて長崎空港へ |
17:00 | 長崎空港 到着 解散 |
平成30年7月7日(土) <県内視察コース> | |
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7:00~出発まで | 15階「The Kitchen」にて朝食後解散、各自チェックアウト |
8:20 | 集合 |
8:30 | ザ・ホテル長崎BWプレミアコレクション 出発 <バスで移動> |
9:10~12:20 | 軍艦島上陸ツアー 出港 見学 |
12:20 | 長崎港到着 <バスで移動> |
12:30~13:30 | 長崎新地中華街「京華園」にてランチ |
13:30~13:40 | 長崎新地中華街発<徒歩で移動> |
13:40~14:50 | 出島着、視察 |
<バスで移動> | |
15:00~16:30 | グラバー園着、視察 |
<バスで移動> | |
17:30 | 長崎空港 到着 解散 |
訪問地の概要
長崎県
長崎県は九州の西端に位置し、県の総面積の45.5%が「しま」という多くの離島を有しており、美しい自然と抱負な観光資源に恵まれている県です。県庁所在地の長崎市は、独特な地形が生み出す美しい夜景が、香港・モナコと肩を並べて、世界三大夜景に認定されています。IT分野でも、ながさきICT戦略(長崎県情報化推進計画)を掲げて、利便性の高い電子行政の構築、安全・安心に暮らせる地域社会の実現、ICTの利活用による産業の活性化、ICT社会を推進するための人材育成・基盤強化など、県を挙げての取組が行われています。
今回は平成28年4月に国内で初めての情報セキュリティ学科を設立しました長崎県立大学を訪問し、セキュリティ演習専用設備の見学や学生との交流などを行うとともに、行政との交流なども実施しました。
7月6日(金)
大衆割烹 寿楽で昼食
CSAJエグゼクティブセミナーの開始は、大衆割烹 寿楽にて、ご当地名産の大村寿司などをいただきました。
長崎県立大学 シーボルト校 訪問
住所 長崎県西彼杵郡長与町まなび野1-1-1 電話:095-813-5500
実施会場:中央棟1階M104講義室/西棟2階W205 セキュリティ演習室
長崎県立大学の取組について
長崎県立大学 シーボルト校では、はじめに長崎県立大学 情報システム学部 情報セキュリティ学科 学科長・教授 博士(情報学)の小松 文子 様よりご挨拶をいただき、長崎県立大学の取組や、情報セキュリティ学科で取り組まれている人材育成などについて、ご説明をいただきました。
長崎県立大学は、学生数 約3000名、5つの学部(経営学部・地域創造学部、国際社会学部、情報システム学部、看護栄養学部)からなり、情報システム学部の下に2016年、情報セキュリティ学科が開設されました。情報セキュリティ学科の1学科の定員は40名、現在3学年合計で約130名が在席しており、情報セキュリティ学科を目指す学生は、年々県外からの入学者が増加しているとのことで、期待の高さがうかがえます。
情報セキュリティ学科では、情報セキュリティに関する知識や技術を有し、企業や行政などの情報セキュリティ分野で活躍できる人材を養成することを目標とし、事例の積み重ねではないサイエンスとしての情報セキュリティの教育を行いたいとのことでした。これは、単なる「事象解析・解釈」のみではなく、科学的に探究していく姿勢を習得させることで、情報技術の進歩に適応できる学生を育てるためとのことです。
情報セキュリティ学科のカリキュラムでは、学科専門科目として、技術系(暗号技術やセキュアプログラミング技法、インシデント対応演習など)とマネジメント系(リスクマネジメントやセキュリティシステム構築と運用、セキュリティ標準と監査など)などを学び、そのほかに、企業・実務経験としてのインターンシップ・企業研究や、総合演習なども行われているとのことです。
情報セキュリティ学科の進級要件として外部試験の導入があり、3年進級にはITパスポート合格、卒業には情報セキュリティマネジメント試験合格を課すことにより、試験合格による学生の自信・モチベーションアップなどにも取り組まれていました。
セキュリティ演習室の視察
次に、セキュリティ演習室に移動し、長崎県立大学 情報システム学部 情報セキュリティ学科 教授 博士(工学)の加藤 雅彦 様より、実際に情報セキュリティ学科の学生へどのような授業をしているのか概要説明を行っていただくとともに、利用しているサーバーなどを解説いただきました。
学生との交流
続いて、今回初めての試みとして企画しましたパネルディスカッションと学生(約35名)との意見交換会を実施しました。
はじめに、モデレータの小屋氏(豆蔵ホールディングス)より、学生に対して、IT業界志望動向や今後伸びる業界、イメージ調査結果、産業界別労働時間・給与水準、IT業界の働き方事例などの情報を紹介し、パネリストの水谷筆頭副会長、杉本理事、松倉理事からはIT業界で求める人材像(多様性のある人、失敗をおそれない人、柔軟性のある人、コミュニケーション能力のある人、変化の激しい業界なので頭の切り替えが早い人、など)についてお話いただきました。意見交換では、CSAJ参加者・学生双方から活発な質問があり、あっという間に時間が過ぎてしまうくらい有益な時間となりました。
長崎県における行政施策の説明
最後に、長崎県 産業労働部 新産業創造課 課長の井内 真人 様より、スタートアップ企業育成のための施策やロボット・IoT関連産業育成事業の取り組みなどについて説明、また公益財団法人長崎県産業振興財団 企業誘致推進本部 副本部長の清田 純 様より、人材採用支援の取り組みや企業誘致関連施策について、ご紹介いただきました
クレインハーバー長崎ビル 視察見学
住所: 長崎県長崎市出島町1-41
電話: 095-820-8890
貸しオフィスとして平成29年12月15日に竣工しましたクレインハーバー長崎ビルを視察しました。長崎港の古称「鶴の港」から命名されたビルは交通の便や眺望も良く、物理的セキュリティや働く人への配慮がなされており、ネットワークも入口までひかれていてすぐに使用できる環境となっていました。
懇親会
会場 ザ・ホテル長崎BWプレミアコレクション3階「アメジスト」
住所 長崎県長崎市宝町2-26
懇親会は、宿泊先でもあるザ・ホテル長崎BWプレミアコレクション 3階「アメジスト」で、地元関係者の方々を交えて行われました。
はじめに、CSAJ 水谷 学 筆頭副会長による開会挨拶が行われ、その後、長崎県からのご来賓とご協力団体をご紹介、そして、ご来賓を代表して長崎県知事 中村 法道 様による乾杯のご発声で宴が始まりました。中締めは、CSAJ交流委員会委員長による5本締めが行われました。懇親会は総勢50名の皆様にて、郷土料理を楽しみながら、参加者同志の交流も積極的に行われ、大盛況のうちに終了しました。
7月7日(土)オプション
翌7月7日は、雨もあがり曇天の中、ときおり強い日差しが降り注ぎ、梅雨の合間の晴れ間がみえ、「県内視察」、「親睦コンペ」の2つのコースに分かれて、オプションが開催されました。
オプション1:県内視察コース
県内視察コースには7社・団体9名が参加し、軍艦島、長崎新地中華街、出島、グラバー園などを視察しました。
<参加7社/9名、企業名五十音順>
株式会社FM.Bee、株式会社シーシーダブル、株式会社フォーラムエイト、株式会社豆蔵ホールディングス、株式会社ミクロスソフトウェア、Y'sラーニング株式会社、一般社団法人コンピュータソフトウェア協会
参加者と長崎ご当地スイーツを堪能
オプション2:親睦コンペコース
親睦コンペコースには26社31名が参加し、開始当初は小雨でしたが、途中から天候が回復し、梅雨の合間に日差しも差し込む中でのプレーとなり、皆さま日頃の腕前を発揮されていました。
<参加26社・団体/31名、企業名五十音順>
株式会社アール・アイ、anbx株式会社、株式会社ウチダ人材開発センタ、株式会社HICサービス、株式会社エスペシャリィ、株式会社OSK、オデッセイヒューマンシステム株式会社、株式会社クリエイション、株式会社コスモ・コンピューティングシステム、コナミホールディングス株式会社、新宿御苑前税理士法人、税理士齋藤康之事務所、センターフィールド株式会社、創研情報株式会社、日本ナレッジ株式会社、株式会社バーズ情報科学研究所、株式会社Harness LLP、ハイネスソリューションズ株式会社、株式会社パスカリア、ピー・シー・エー株式会社、BBソフトサービス株式会社、株式会社フォーラムエイト、株式会社ブルーポート、フルタニ産業株式会社、株式会社豆蔵ホールディングス、一般社団法人コンピュータソフトウェア協会
プレー終了後には、交流委員会メンバーの進行により、懇親会とあわせた成績発表と表彰式が行われました。
終わりに
最後に、「エグゼクティブセミナー in 長崎」にご参加いただきました皆様には、多大なるご協力をいただき、お陰様で2日間、全行程を無事に終了できましたことをあらためて感謝申し上げます。ありがとうございました。
なお、CSAJでは来年度も「エグゼクティブセミナー(場所:未定)」を企画する予定ですので、ぜひともご参加いただけますようお願い申し上げます。(事務局:戸島・澤口)
※終了報告書のPDF版はこちら