エグゼクティブセミナー in しまね ~ITが創る・支える・変革する「地方創生」~ 終了報告
2017年7月18日
平成29年6月30日(金)~7月1日(土)の2日間、CSAJ会員の経営者・管理者層を中心とした「エグゼクティブセミナー in しまね~ITが創る・支える・変革する「地方創生」 ~」が、島根県・松江市・公益財団法人しまね産業振興財団・国立大学法人 島根大学・小松電機産業株式会社・一般財団法人Rubyアソシエーション様のご協力をいただき、島根県で開催されました。
CSAJからは、会長・筆頭副会長をはじめ34社・団体/45名が参加し、大変盛況な中、無事終了しました。
参加企業
<CSAJ側34社・団体/45名、企業名五十音順>
ITエージェント株式会社、株式会社井口一世、株式会社インフィニテック、株式会社ウチダ人材開発センタ、株式会社エスペシャリィ、株式会社FM.Bee、株式会社OSK、株式会社オービックビジネスコンサルタント、オデッセイヒューマンシステム株式会社、株式会社グリーンキャット、株式会社コーエーテクモホールディングス、株式会社コスモ・コンピューティングシステム、コナミホールディングス株式会社、株式会社コンピュータシステム研究所、JBアドバンスト・テクノロジー株式会社、税理士笠原清明事務所、税理士齋藤康之事務所、センターフィールド株式会社、創研情報株式会社、株式会社大和コンピューター、日本ナレッジ株式会社、ネクストウェア株式会社、株式会社バーズ情報科学研究所、株式会社Harness LLP、ハイネスソリューションズ株式会社、株式会社パスカリア、ピー・シー・エー株式会社、BBソフトサービス株式会社、株式会社ファーストリンク、株式会社フォーラムエイト、株式会社豆蔵ホールディングス、ラクラス株式会社、Y'sラーニング株式会社、一般社団法人コンピュータソフトウェア協会
<島根県側6社・団体/11名、順不同>
島根県・松江市・公益財団法人しまね産業振興財団・国立大学法人 島根大学・小松電機産業株式会社・一般財団法人Rubyアソシエーション
プログラム
平成29年6月30日(金) | |
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11:45 | ●集合場所:出雲縁結び空港 1F国内線到着ロビー前 貸切バスで昼食会場(蓬莱吉日庵)へ移動 |
<バスで移動> | |
12:20~13:20 | 昼食(場所:蓬莱吉日庵 ) 〒690-0887 松江市殿町101番地 蓬莱荘内 Tel.0852-28-1358 |
<バスで島根大学へ移動> | |
13:40~15:10 | ●講演・学内視察 会場:国立大学法人 島根大学 〒690-8504 島根県松江市西川津町1060 TEL:0852-32-6100 |
13:50~14:00 於:総合理工学部3号館2階多目的ホール 【進行】進行: 會澤 邦夫 氏(総合理工学研究科 情報システム学領域長・教授) 研究科長ご挨拶 【講演】『総合理工学部・研究科の改組』 廣光 一郎 氏(総合理工学研究科 研究科長・教授) |
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14:00~14:10 【講演】『島根大学CSIRTについて』 松本 多恵 氏(総合情報処理センター 講師) |
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14:10~14:20 【講演】『産学官連携によるIT人材育成の取り組み~システム創成プロジェクト~』 廣冨 哲也 氏(総合理工学研究科 准教授) |
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14:35~15:10 附属図書館へ移動、見学 足立 美和 氏(附属図書館 情報サービスグループサブリーダー) |
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<バスで小松電機産業株式会社へ移動> | |
15:40~16:40 | ●企業視察 会場:小松電機産業株式会社 〒690-0046 島根県松江市乃木福富町735-188 松江湖南テクノパーク内 TEL: 050-3161-2490 |
15:40~15:45 はじめに | |
15:45~16:00 活動紹介動画(12分) | |
16:00~16:20 【講演】『混迷の時代、問われるメーカーの真の価値』 小松 昭夫 氏(小松電機産業株式会社 代表取締役) |
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16:20~16:40 製品説明・実機見学(門番・水神)、記念撮影 | |
<バスで玉造温泉 曲水の庭 ホテル玉泉へ移動> | |
17:00~17:45 | ●まつもと ゆきひろ 氏講演 会場:玉造温泉「ホテル玉泉」2Fコンベンションホール「吉兆の間」 〒699-0201 島根県松江市玉湯町玉造53-2 TEL:0852-62-0021 【講演】『イノベーションゲーム』 まつもと ゆきひろ 氏(一般財団法人Rubyアソシエーション 理事長) |
17:45~18:15 | ●島根県、松江市、しまね産業振興財団による行政施策の取り組み説明 |
18:15~19:15 | 各自部屋に移動後、懇親会開始時間まで休憩 |
19:15~19:25 | 懇親会場集合 |
19:30~21:30 | ●懇親会 場所:玉造温泉「ホテル玉泉」 宴会場「松風の間」 次第:開会挨拶 荻原 紀男 (CSAJ会長) ご来賓・ご協力団体紹介 ご協力団体ご挨拶 伊原 昌孝 氏(公益財団法人しまね産業振興財団 業務執行理事) 乾杯ご発声 矢野 正紀 氏(松江市 産業経済部長) 中締め 和田 成史 (CSAJ名誉会長) |
21:30 | 終了 |
平成29年7月1日(土) オプション | |
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◆2日目オプション1 県内視察 | |
8:15 | 出発(貸切バスで移動) |
9:05~11:00 | 足立美術館着 見学 |
11:00 | 足立美術館 出発 |
11:50~13:20 | 松江城着 見学 |
13:20 | 松江城 出発 |
14:20~16:20 | 出雲大社着 見学 |
16:20 | 出雲大社 出発 |
17:00 | 出雲空港カントリー倶楽部着 |
17:15 | 出雲空港着 |
◆2日目オプション2 親睦コンペ | |
07:15 | 出発(バスで、ゴルフ場へ) |
7:40 | 出雲空港カントリー倶楽部到着後、各自チェックイン |
08:00 | 集合、記念撮影 |
8:35~ | プレースタート OUT/IN 同時(9組) |
15:30~17:00 | パーティ・成績発表 |
17:00 | ゴルフ場出発(貸切バスで移動) |
17:15 | 出雲縁結び空港 到着 解散 |
訪問地の概要
島根県
島根県は、かつて出雲国・隠岐国・石見国と呼ばれていた三国から成り立っており、日本の神話にある逸話と関わりの深い史跡や場所が数多くある地域です。特に、日本神話の中でも重要な場所である出雲大社では、遺跡から発掘された資料が古代出雲歴史博物館で展示されています。神社の建造物の中では日本で随一の大きさを誇り、三重県の伊勢神宮と同じく一定期間での遷宮を行うことも知られています。
日本でも最古の歴史を持つ玉造温泉は、大国主命とともに国造りをした、少彦名命の発見と伝えられるまさに「神湯」。「出雲国風土記」にもその名を記す玉造温泉は、宍道湖南岸から玉湯川を2キロほどさかのぼった山間に湧き、古くから美人の湯、薬湯としてその名が伝わってきました。
日本の古い歴史を随所に残す一方で、2020年からのプログラミング教育必修化に先んじて、プログラミング言語「Ruby」を中学校で必修化するなどの教育環境だけでなく、IT企業の誘致などを積極的に行っています。
今回のセミナーでは、ITの拠点となりつつある島根県を視察しました。
6月30日(金)
蓬莱吉日庵で昼食
CSAJエグゼクティブセミナーの開始は、蓬莱吉日庵にて当地名産の出雲そばなどをいただきました。
国立大学法人 島根大学
場所:〒690-8504 島根県松江市西川津町1060 TEL: 0852-32-6100
http://www.shimane-u.ac.jp/
会場:総合理工学部3号館2階 多目的ホール
大学紹介、講演、学内視察
島根大学では、はじめに多目的ホールにて、総合理工学研究科 情報システム学領域長・教授の曾澤 邦夫 先生よりご挨拶をいただき、島根大学が目指すビジョンや求められる役割などについて、ご説明をいただきました。
続いて、総合理工学研究科 研究科長・教授の廣光 一郎 先生より、「総合理工学部・研究科の改組」と題して、これまでの学部・大学院の改組の流れから、平成30年4月に向けての改組の方針について、ご説明をいただきました。とくに、地域からの要請やミッション再定義により、総合理工学部内の学科の大幅な改組内容や、大学院に新しく設置予定の自然科学研究科などについて、学部の学科は大学院博士課程の教育コースと1対1に対応させ、学部から博士前期課程までの一貫教育を目指し、またこれまでの2研究科体制ではできなかった自然科学系の幅広い教養教育を行いたいとのご説明をいただきました。
次に、総合情報処理センター 講師 松本 多恵 氏より、「島根大学CSIRTについて」と題して、島根大学におけるコンピューターセキュリティインシデント対応チームの設置から運用にいたるまでの経緯や課題・問題解決方法等について、ご説明をいただきました。島根大学CSIRTのミッションとしては、島根大学で保有する情報資産の保守はもちろん、研究・教育の適切な運用や組織全体のセキュリティ管理などにもおよび、発生したウイルス感染・不正アクセス・DoS攻撃などに対して統一的な対応窓口となるとともに、復旧やフォレンジックなどに関する技術支援なども行うとのことです。また、再発防止策についても検討を行い、適宜学内に周知するとともに、外部のCSIRTとの連携も行うとのことでした。島根大学CSIRTの特徴として、外部監視サービスの導入(24時間監視サービス)やCSIRTの専任教員の設置などがあり、島根大学CSIRTでは、リスク分析やセキュリティプランの作成・実施、評価等を行っているとのことでした。これからも永続的な取り組みとして、PDCAチェックによる島根大学CSIRTの見直し・更新を行っていきたいとのご説明をいただきました。
最後に、総合理工学研究科 准教授の廣冨 哲也 先生より、「産学官連携によるIT人材育成の取り組み~システム創成プロジェクト~」と題して、島根大学における人材育成の取り組みについて、ご説明をいただきました。島根大学では、産学官連携の取り組みとして、「システム創成プロジェクト」を立ち上げ、島根大学・島根県/松江市・企業が三位一体となり、人材育成に取り組んでいるとのことでした。システム創成プロジェクトの主な学習・教育到達目標としては、コンピュータサイエンスの専門的知識・技術を駆使して、実社会におけるニーズと関連した問題を探求し、解決するためのデザイン能力を身に付けることや、自立的にまたは他社との協働で計画的に問題解決をはかることができることを目指しています。その取り組みの一環として、2015年度以降の入学生には、webアプリケーション開発やアジャイルプロセスモデルなど、より実社会におけるニーズと関連した問題を解決するためのシステム開発演習なども、単位として設けているとのことでした。企業と学生のつながりとしても、システム開発におけるメンターとして、実際に企業側から講師を派遣していただいたり、インセプションデッキ(プロジェクトの全体像〈目的、背景、優先順位、方向性等〉を端的に伝えるためのドキュメント)の作成やUI/UXデザインについて企業側の講師と一緒に考えたりするなど、これまでの大学のアカデミックな講義とは一味違い、実際の企業の方に実践的な講義を受けることは学生にとっても新鮮であり、アンケート結果からも非常に満足度が高いとのご説明をいただきました。今後は、知能情報デザイン学科を必修科目にすべく現在改組中であり、システム開発プロジェクトにおけるスキルはもちろんのこと、チームワークとしての基礎知識や、チームの一員としての知恵、リーダーシップのあり方などについても講義の中で学生が学べる体制作りを行うとのことでした。
参加者も、関心の高いテーマに、真剣な面持ちで拝聴していました。
講演終了後は、2つのグループに分かれて、学内を視察しながら、附属図書館の見学を行いました。
図書館前で記念写真
小松電機産業株式会社
小松電機産業株式会社では、はじめに小松社長よりご挨拶をいただきまして、その後、活動紹介動画を拝聴しました。
実機見学では、高速シートシャッターhappygate門番システムと、総合水管理システム「やくも水神」ネットワークについて、活用事例等を交えてご説明いただくとともに、実機をもとに操作性や優位性などについて、ご紹介いただきました。Windowsからrubyへ移行し製品が安定したことなど、参加者がビジネス戦略を考える上での参考になるお話をいただきました。
小松電機産業株式会社 代表取締役
小松 昭夫 氏によるご挨拶とご講演
『混迷の時代、問われるメーカーの真の価値』
まつもと ゆきひろ 氏による特別講演
場 所:玉造温泉 曲水の庭 ホテル玉泉 コンベンションホール「吉兆の間」
登壇者:一般財団法人Rubyアソシエーション 理事長 まつもと ゆきひろ 氏
講演:『イノベーションゲーム』
Rubyの開発者でもあります まつもと ゆきひろ 氏より、「イノベーションゲーム」と題して、ご講演をいただきました。近年、ソフトウェア開発においてもスタートアップにおいても、不確実性は増加し、ゲームのルールが変化してきたことが感じられるとのことでした。不確実性の増加により、これまで経営者の目利きや裁量により経営が成り立ってきたものが、今後は、経営者が持っていたノウハウ・知識・成功体験が役に立たない予測不可能な時代になり、イノベーションと経営の矛盾(必ず成功するイノベーションなどないのだが、経営者はイノベーションを促す一方、リスクの低減や詳細な報告を要求するなど、リスクをとらずまた失敗にも不寛容)、経営判断とAI(予測不可能なのであれば、経営者が判断するよりもAIが判断したほうが冷静で正しい可能性がある。但し、AIは失敗したときに責任をとれないので経営者は必要)などについて考察いただきました。とくにこれからの経営者に求めるものとして、成功が誰にも予想できないのであれば、アイデアを捨てず失敗を許容しリスクとコストを適切に管理することなどについて、考察いただきました。
経営者が今後考えるべきことのヒントになるようなエッセンスのご提供をいただき、参加者は熱心に拝聴していました。
島根県における行政施策の説明
場 所:玉造温泉 曲水の庭 ホテル玉泉 コンベンションホール「吉兆の間」
登壇者:安達 昌明 氏(島根県 商工労働部 産業振興課 情報産業振興室 企画調整グループ グループリーダー)
本田 智和 氏(松江市 産業経済部 まつえ産業支援センター 副主任)
佐川 賢一 氏(公益財団法人しまね産業振興財団 しまねソフト研究開発センター 副センター長)
島根県内における行政施策として、島根県、松江市、公益財団法人しまね産業振興財団より、それぞれで行われている産業施策などについて、ご説明をいただきました。
はじめに、島根県からは、Rubyを軸にしたソフト系IT産業施策について、産官学の連携や企業立地状況、人材教育支援などについて、ご紹介いただきました。
松江市からは、需要の拡大が見込まれるRubyエンジニアを育成し、松江に行けば優秀なエンジニアがいるというブランドを作り出すための施策や取り組み事例、成果についてご紹介いただきました。技術者同士が交流する場の提供や、中学からのRuby教育の導入、県と協力しての手厚い企業誘致施策など、取り組みが実を結んだ成果についてもご紹介いただきました。松江市では、インドとのIT人材交流も行っており、グローバルな視点での動きは今後も注目されるところです。
公益財団法人しまね産業振興財団からは、島根県内企業が国内外市場で売れる商品、サービスを創出し、集積するために、その創出に当たっての技術的な課題を解決するための具体的な取り組み、
支援内容についてご紹介いただきました。企業の事業創出に係る支援はもちろん、mruby/cなどの先駆的研究に係る支援や人材育成に係る支援などにも取り組まれているとのことでした。
Rubyを軸に県・市・財団が協力しながら地域の活性化に取り組まれている内容について、参加者も関心を抱いて拝聴されていました。
行政施策説明風景
懇親会
場所:玉造温泉 曲水の庭 ホテル玉泉 「松風の間」
懇親会は、宿泊先でもある玉造温泉 曲水の庭 ホテル玉泉で、地元関係者の方々を交えて行われました。
はじめに、CSAJ 荻原 紀男 会長の開会挨拶の後、島根視察の調整にご協力をいただきました公益財団法人しまね産業振興財団の業務執行理事 伊原 昌孝 氏よりご挨拶をいただき、松江市 産業経済部長の矢野 正紀 氏による乾杯のご発声で宴が始まりました。中締めは、CSAJ 和田 成史 名誉会長により行われました。懇親会は総勢50名の皆様にて、郷土料理を楽しみながら、参加者同志の交流も積極的に行われ、大盛況のうちに終了しました。
懇親会集合写真
7月1日(土)オプション
翌7月1日は、当初曇天でありましたが、梅雨の合間の晴れとなり、「県内視察」、「親睦コンペ」の2つのコースに分かれて、オプションが開催されました。
オプション1:県内視察コース
県内視察コースには6社7名が参加し、足立美術館、松江城、出雲大社などを視察しました。
<参加6社/7名、企業名五十音順>
センターフィールド株式会社、JBアドバンスト・テクノロジー株式会社、一般社団法人コンピュータソフトウェア協会
オプション2:親睦コンペコース
親睦コンペコースには27社34名が参加し、開始当初は曇りでしたが、途中から天候が回復し、梅雨の合間の晴れの中でのプレーとなり、日頃の腕前を発揮されたようでした。
<参加27社/34名、企業名五十音順>
株式会社インフィニテック、株式会社ウチダ人材開発センタ、株式会社エスペシャリィ、株式会社OSK、株式会社オービックビジネスコンサルタント、オデッセイヒューマンシステム株式会社、株式会社グリーンキャット、株式会社コーエーテクモホールディングス、株式会社コスモ・コンピューティングシステム、コナミホールディングス株式会社、株式会社コンピュータシステム研究所、税理士齋藤康之事務所、税理士笠原清明事務所、創研情報株式会社、株式会社大和コンピューター、日本ナレッジ株式会社、株式会社バーズ情報科学研究所、株式会社Harness LLP、ハイネスソリューションズ株式会社、株式会社パスカリア、ピー・シー・エー株式会社、BBソフトサービス株式会社、株式会社ファーストリンク、株式会社フォーラムエイト、株式会社豆蔵ホールディングス、ラクラス株式会社、一般社団法人コンピュータソフトウェア協会
プレー終了後には、交流委員会メンバーの進行により、懇親会昼食会とあわせた成績発表と表彰式が行われました。
終わりに
最後に、「エグゼクティブセミナー in しまね」にご参加いただきました皆様には、多大なる御協力をいただき、お陰様で2日間、全行程を無事に終了できましたことを改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。
なお、CSAJでは来年度も引き続き「エグゼクティブセミナー(場所:未定)」を企画する予定ですので、ぜひともご参加いただけますよう事務局一同、心よりお待ちしております。
(事務局:戸島・澤口)
※終了報告書のPDF版はこちら