レポート:中国的DXの「強さ」と「課題」~プラットフォーマーの戦略転換を中心に~
2022年4月11日
国際委員会主催
SAJ国際委員会では、世界各国のIT/ICTの現在の状況について、有識者や各委員の調査結果をレポートするセミナーを企画しています。
今回は、中国でのIT事業の実務経験が豊富な岡野寿彦様( NTTデータ経営研究所 シニアスペシャリスト)をお招きし、世界の注目を集めた中国プラットフォーマー、その戦略転換を中心に、中国的DX推進の「強さ」と「課題」についてご説明いただきました。
29社33名とたくさんの方々にご参加いただき、終了後にご回答いただいたアンケートでは、「中国の政府・産業の分析と整理につき大変素晴らしく感じました。貴重なお話を聴けたと感謝しています。」や「日本への示唆や日本との比較の部分がもっと紹介してくれたらありがたいです。」等参考になったと好評の声をいただきました。
概要
日 時 | 2022年2月3日(木) 15:00~16:30 |
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会 場 | ZOOM会議室 |
対 象 | SAJ会員 |
出 席 | 29社33名 |
プログラム
15:00~15:05 |
〇委員長ご挨拶 青野 慶久(サイボウズ株式会社 代表取締役社長) |
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15:05~16:30 |
〇『中国的DXの「強さ」と「課題」~プラットフォーマーの戦略転換を中心に~』 講師:岡野 寿彦氏(NTTデータ経営研究所 シニアスペシャリスト) 講演概要:中国デジタル化の進化プロセスを俯瞰的に捉えたうえで、プラットフォーマーと伝統的企業の競争と提携について説明いただきました。また、中国政府によるプラットフォーマー規制、経済安全保障とデジタル・イノベーションへの影響を分析し、中国的DXの「強さ」と「課題」 を明らかにし、日本企業への示唆を説明いただきました。 |
講師略歴
NTTデータで1995 年から中国郵便貯金システム構築にプロジェクトマネジャーとして参画。1998 年に北京現地法人トップ。その後、インド・東南アジアのIT サービス事業責任者を経験。2011年から中国人民銀行直系企業集団との合弁会社に経営層No2として参画。2016 年から現職。
早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター「日中ビジネス推進フォーラム」研究員、中央大学国際経営学部『中国企業論』(非常勤講師)。
[主な著作]
日本経済新聞出版『中国デジタル・イノベーション:ネット飽和時代の競争地図』(2020 年)、馬化腾(テンセント創業者)著『インターネット+』翻訳出版の監修、日経ビジネス・オンラインゼミナール『中国プラットフォーマー』など
青野委員長より開会挨拶
岡野氏ご講演の様子
お問い合わせ
一般社団法人ソフトウェア協会(SAJ)
総務課 中野・馬(ま)
TEL:03-3560-8440 E-mail:gyoumu1@saj.or.jp