レポート:第43回経営力向上セミナー 
ChatGPTの登場により経営者はどう対処すべきか
~リリース半年のChatGPTの衝撃~

2023年7月14日

経営力向上研究会 主催

 経営力向上研究会では講師として、
株式会社エル・カミノ・リアル代表取締役 木寺 祥友(きでら よしとも)氏を招聘し、「経営者目線でのChatGPTへの対処法」についてのセミナーを開催いたしました。

セミナー概要

日時 2023年7月7日(金)16:00~17:30
会場 オンライン開催(Zoomウェビナー)
※研究会メンバーはリアル参加(SAJ1階セミナールーム)。
対象 SAJ会員限定
参加実績 66社122名

プログラム

16:00~16:02 ・受講留意点について:SAJ事務局
16:02~16:05 ・ご挨拶:松倉 泉主査(株式会社Harness LLP 代表取締役)
16:05~17:30
(質疑応答含む)

・ChatGPTの登場により経営者はどう対処すべきか
~リリース半年のChatGPTの衝撃~

●講演概略:

 ChatGPTは2022年11月に公開され、その後6ヶ月で大きな注目を集め、多くの人々に利用されました。
月間アクセス数が1億回を超えたと言われています。
その影響力は経済や社会に大きな影響を与え、人々はこれを「次の産業革命」とさえ評しています。
その利用範囲は広範で、パソコンやスマートフォンで利用でき、AIが質問や相談に対する答えを提供します。
 しかしながら、その強力な機能には潜在的なリスクもあり、悪用の可能性が指摘されています。
 また、ChatGPTには倫理的な問題も関わっており、例えば、ChatGPTが論文の冒頭や一部の節を書くことができるという点や、複数の論文が既にChatGPTを共同著者として挙げているという事実は、学術界での議論を引き起こしています。
 それにもかかわらず、その人工知能の進歩は停止することなく、2023年3月15日には、その前のバージョンであったGPT 3.5からアップグレードしたGPT-4が発表されました。
AI技術の発展とともに、ChatGPTは様々な利用可能性を持っています。

●講演者:木寺祥友(きでらよしとも)氏(株式会社エル・カミノ・リアル 代表取締役)

【講師プロフィール】
横浜市生まれ。パソコン黎明期よりIT業界へ足を踏み入れ、日本初のJavaプロジェクトにかかわり日本人としてはじめてJavaをプログラムする。
Javaの生みの親であるジェームズ・ゴスリング、HotJavaを作ったアーサー・バン・ホフなどJava開発者と米国で交流を深め、サン・マイクロシステムズの協力により『Javaを創った人々』(アスキー)を執筆。
携帯電話にJavaが搭載されることを機に株式会社エル・カミノ・リアルを設立。NTTドコモ504iシリーズのiアプリ(携帯Java)のプラットフォーム作りに携わる。
ラスベガスにおいて米国最大の携帯電話コンファレンスCTIAで講演。スマートフォンJavaともいえるアンドロイドの開発にも関わる。
WebメディアJBpress(https://jbpress.ismedia.jp/)においてAIやチャットGPTの最新情報を発信している。
著書は『アンドロイド・ジャパン』(インプレス)など。


受講者の感想

  • とてもリアルな内容でわかりやすかった。
  • ChatGPTの具体的な内容確認できました。
  • 表面的な技術のことではなく、不確実な時代に世の中の現状と経営者はどうするのか、深く考えさえられる内容でした。時代の節目ということを目の当たりにしました。

お問い合わせ

一般社団法人ソフトウェア協会(SAJ)
事務局 鼡田(ねずみた) お問い合わせフォーム

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