レポート:『DX時代を勝ち抜くIT人材の確保~リカレント教育とインターンシップ~』セミナー終了報告

2021年7月21日

人材委員会では、第4次産業革命を担う次世代高度IT人材の育成と、人材の需給バランス適切化を主なテーマに、会員企業が求める人物像の明確化と、その採用/育成方法について調査・意見交換を行っています。

今回は、社内の人材をいかに育成・活用するか、実例を踏まえたリカレント教育の在り方について、早稲田大学 情報理工学科教授の鷲崎弘宜先生を迎えて、早稲田大学で実践する社会人教育プログラムをご紹介いただきました。また、工学系分野の専門職大学である東京国際工科専門職大学からは、3期にわたって実施される臨地実務実習(企業インターンシップ)について、参加企業募集とそのメリットについて詳細をご説明いただきました。

23社28名の方にご参加いただき、終了後にご回答いただいたアンケートでは、「弊社の新しい業務において、非常に参考になりました。」や「具体的な取り組み内容の詳細について説明があり、わかりやすかったです。」等参考になったと好評の声をいただきました。

開催概要

日 時 2021年5月26日(水) 15:00~17:00
会 場 ZOOM会議室
出  席 23社28名

プログラム

15:00~15:05 挨拶 人材委員長挨拶 
伊藤 裕二(株式会社フォーラムエイト 代表取締役社長)
15:05~16:00

講演1

「AI・IoT×ビジネスの人材育成・スマートエスイーとリカレント教育」
【講師】
 早稲田大学 情報理工学科 教授 鷲崎弘宜 氏
【講演概要】
コロナ発の真のDX元年を迎えてリードするにあたり、IoT・AIに代表されるデジタル技術とそのビジネス応用を通じた価値創造とビジネス・組織変革をリードする人材育成が必要です。その育成に向けて大規模な産学連携による社会人教育プログラム enPiT-Pro スマートエスイーではフルオンラインにより学びを加速させ、さらにコンソーシアムを通じた石川県での地域展開など、コロナ禍を学びの好機と捉えて発展を進め、2020年度に3期生を送り出し、2021年度に4期目を迎えています。その成果を報告するとともに、これからのリカレント教育についてご紹介いただきました。
16:00~17:00 講演2 「 ICT分野のインターンシップ学生が貴社の課題に取り組みます!  
            ~東京国際工科専門職大学の臨地実務実習について~」
【講師】
 東京国際工科専門職大学 副学長 冨山哲男 氏
【講演概要】
本学は専門職大学の工学系分野の第1号として2020年4月に設立された新しい大学です。通常の4年制大学との違いは、実習を主体とした科目編成で、その中心となる臨地実務実習と呼ぶ企業インターンシップが多く含まれていることです。その実習へのご参画企業を募集しています。人数・内容の詳細、また会員企業様にとってのメリットなどもご説明いただきました。

【臨地実務実習Ⅰ~Ⅲ】
・時期: 2022年1月中旬~2月中旬 <臨地実務実習Ⅰ>
     2022年10月~11月 <臨地実務実習Ⅱ>
     2023年6月中旬~7月中旬 <臨地実務実習Ⅲ>
・期間: 4~6週間(実習時間により期間は調整可)

講師略歴

講演1 講師略歴

鷲崎 弘宜 氏
(早稲田大学 情報理工学科 教授)

早稲田大学 研究推進部 副部長・グローバルソフトウェアエンジニアリング研究所所長・教授。国立情報学研究所 客員教授。株式会社システム情報 取締役(監査等委員)。株式会社エクスモーション 社外取締役。スマートエスイー事業責任者。IEEE Computer Society 副会長。

講演2 講師略歴

冨山 哲男 氏
(東京国際工科専門職大学 副学長)

東京大学大学院 工学系研究科 機密機械工学専門課程博士課程 修了。工学博士。
オランダ国立数学情報科学研究所研究員、東京大学工学部助教授、東京大学人工物工学研究センター教授、オランダ・デルフト工科大学教授、イギリス・クランフィールド大学教授を経て現職。

伊藤委員長による開会挨拶
鷲崎様ご講演の様子
冨山様ご講演の様子

お問合せ先

一般社団法人ソフトウェア協会(SAJ)
事務局:中野・馬(ま) お問い合わせフォーム
TEL:03-3560-8440

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