これからのIT人材育成について　セミナー終了報告

2017年10月13日

＜人材育成研究会主催＞

　今年度の人材育成研究会では、第4次産業革命を実現する担い手として、IT業界が求める人材の育成に注力し、会員企業の皆様に情報提供をするとともに、このたびCSAJが厚生労働省より受託した第4次産業革命人材育成事業「高度IT技術を活用したビジネス創造プログラム」とも連携した活動を行っています。

　今回は「これからのIT人材育成について」と題し、藤井 彰人 氏（KDDI株式会社 ソリューション事業企画本部副本部長）IPA未踏IT人材育成・発掘事業のプロジェクトマネージャーでこれまで何名も未踏スーパークリエイターの育成に関与した経験を踏まえ、これからの人材育成に必要なものは「何か」をテーマに、講演いただきました。（参加：34名/28社）

　講演では、未踏に応募する人材と、企業に面接にくる若者の違いとして技術以外の熱意、行動力を挙げ、前人「未踏」の新しい取り組みを行うためには「考え方×熱意×能力」が必要である、と述べました。また、新規性の高い製品を世に出すためには、世に出すまでのスピードも重要であるとし、そのためにはアジャイル開発を行い、ユーザーへの検証と改善が重要であるとご説明いただき、日米や日本と世界の考え方なども比較しながらも、アジャイル開発の根幹はトヨタ式の生産方式であり、日本でも実現可能であるとして、講演を締めくくりました。

　参加者の皆様は大変真剣な表情で聴講しており、多くの方がメモを取っている姿が印象的でした。

　今後も人材育成研究会では「第4次産業革命における人材育成」をテーマに講師をお招きし、セミナーを開催する予定です。

（事務局）

開催概要

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