レポート:量子コンピュータ最新動向~その技術・市場・活用動向から今後の展望~
2022年2月16日
AI・量子計算技術研究会主催
量子コンピュータは今後その処理速度の速さから、重要な役割を担うことが予測されており、産官学のあらゆる機関で研究開発が進められています。
そこで今回は、株式会社日本総合研究所より間瀬英之様を講師に招聘し、量子コンピュータの技術仕組みから、国内外の市場・活用動向、さらに現状と今後の可能性などについて、様々な情報に基づきご講演いただきました。講演中、量子コンピュータ活用には、他分野・他業界との協業といった横の視点と、長期的な量子人材の育成・拡充として縦の視点が必要であるとし、中小企業においてはまずこの縦の視点である「人材育成」に注力すると良いのではないか、といった考察なども述べていただきました。
聴講者からは、各国の動向は非常に参考になった、手法の比較、ソフト・ハードメーカー各社の動き、課題についてわかりやすくまとめられていて参考になった、と好評の声をいただきました。
概要
日 時 | 2022年 2月14日(月)15:00~16:30 |
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会 場 | オンライン(zoomウェビナー) |
対 象 | SAJ会員・一般 |
参加者 | 24社/27名 |
プログラム
15:00~15:05 | 開会挨拶 竹原 司 様(AI・量子計算技術研究会主査/インフォグリーン株式会社代表取締役) |
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15:05~16:30 |
「量子コンピュータ最新動向~その技術・市場・活用動向から今後の展望~」
講師:間瀬 英之 様 講演概要: 量子力学の原理を応用し、超高速の演算力を持つとされる量子コンピュータ(量子ゲート方式・量子アニーリング方式)が注目を集めている。適用領域は金融・製造・化学など多岐にわたり、近年、巨額の投資に加え、産学研究等の実用化に向けた取組みが進展している。 |
講師略歴
間瀬 英之 氏 株式会社日本総合研究所 シニア・リサーチャー |
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2014年株式会社日本総合研究所入社。SMBCシステム開発業務(リスク管理・AML/CFT)等を経て、2018年より、先端技術に関する調査業務・情報発信、および、量子コンピュータ等の業務応用に向けた検証業務に従事。著書に「金融デジタライゼーションのすべて-DXに臨む金融業界のテクノロジーと実践-」(一般社団法人金融財政事情研究会、2021年1月) |
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