レポート:AIによる判断の根拠を「見える化」する技術
2022年8月10日
AI・量子計算技術研究会主催
AI・量子計算技術研究会では、人工知能と量子コンピュータをテーマにした最新技術動向について調査研究を行い、情報発信を行っています。
今回は「説明可能なAI」をテーマに、富士通株式会社人工知能研究所より浅井 達哉氏を講師にお迎えし、「AIによる判断の根拠を「見える化」する技術」についてご講演いただきました。
同社で研究開発したWide Learningは、入力データ全ての組み合わせを行い、考えうる仮説を網羅的に調べ、仮説の正しさを統計的に確かめることにより、重要な仮説を発見していくため、科学的発見における思考プロセスを再現しているため、途中の計算過程や最終判断の根拠を人間にも理解できるようにした、というもので、利用実績やデモを交えて、ご説明いただきました。
聴講者からは、「盛りだくさんの内容で事例も多く、充実した内容だった」「AIの中で行われている処理が分かりやすく説明されていたので、その後の話しも入ってきやすかった」と好評でした。
概要
日 時 | 2022年 7月28日(木)15:00~16:30 |
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会 場 | オンライン(zoomウェビナー) |
対 象 | SAJ会員・一般 |
参 加 | 22社/44名 |
プログラム
15:00~15:05 | 受講留意点・開会挨拶(5分) |
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15:05~16:30 |
AIによる判断の根拠を「見える化」する技術
講師:浅井 達哉 氏 講演概要: AIによる判断の理由や根拠を提示することで、利用者がAIの判断をよく理解し、施策立案や意思決定にAIを活用しやすくするための「説明可能なAI」や「発見するAI」の技術が研究されている。本講演では、それらの技術と弊社での適用事例を紹介した。 |
講師略歴
浅井 達哉(あさい たつや) 氏 富士通株式会社 研究本部人工知能研究所・シニアリサーチャー |
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2004年、九州大学大学院システム情報科学府博士後期課程修了。博士(情報科学)。同年、富士通株式会社に入社。データマイニングやXMLデータベースの研究開発に従事ののち、「説明可能なAI」や「発見するAI」の研究開発に従事。現在に至る。 |
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