レポート:『量子コンピューティングのビジネス活用における量子ソフトウェア企業の役割』終了報告
2021年7月6日
AI・量子計算技術研究会主催
AI・量子計算技術研究会では、人工知能に関する技術や最新動向について調査研究を行い、広く情報発信を行っております。
量子コンピューティングの研究開発が活発に進められている中、一部の企業では量子コンピューティングの実用化に向かって様々な取り組みが行われています。今回のセミナーでは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の鷲見拓哉様をお招きし、量子コンピューティングのビジネス活用における量子ソフトウェア企業の役割について、事例を交えて解説していただきました。
40社54名と多くの方にご参加いただき、終了後にご回答いただいたアンケートでは、「量子コンピュータ周辺の技術やビジネスについて全般的に知ることができて有意義でした。」や「非常に分かり易い資料と説明で、現状の理解が進みました。」等大変参考になったと好評の声をいただきました。
概要
日 時 | 2021年5月28日(金) 15:00~16:30 |
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会 場 | ZOOM会議室 |
対 象 | SAJ会員・非会員 |
参加費 | 無料 |
出 席 | 40社54名 |
プログラム
15:00~15:05 | 開会挨拶 |
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15:05~16:30 |
講演:量子コンピューティングのビジネス活用における量子ソフトウェア企業の役割 講師:鷲見 拓哉 氏(独立行政法人情報処理推進機構 社会基盤センターイノベーション推進部 先端リサーチグループ) 講演概要:2019年10月、Googleが、古典コンピュータでは実行できない計算を、量子コンピュータの実機を用いて成し遂げ、その「量子超越性」を実証したことで、量子コンピュータがもつ高速計算性能への期待や関心が高まっています。一方で、現在利用可能な量子コンピュータはハードウェアが小規模であり、実用的な計算を行うことはできません。本日は、このような状況においても自社導入を推進する先進的なユーザ企業の事例を軸に、量子ソフトウェア企業がその中で果たす役割について、高速計算の原理や現時点で実現されている計算規模、量子コンピューティング業界のプレイヤー各社の動向など、周辺状況を交えて説明いただきました。 |
講師履歴
鷲見 拓哉 氏 |
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2014年4月にIPA入構。2019年4月から現職。新しいデジタル技術の社会実装、技術進展等に関する調査業務に従事。主な担当は、量子コンピューティング、ブロックチェーン。 |
お問い合わせ
一般社団法人ソフトウェア協会(SAJ)
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