『絵と解説でわかる量子コンピュータの仕組み』セミナー終了報告
2020年12月3日
AI・量子計算技術研究会主催
AI・量子計算技術研究会では、人工知能に関する技術や最新動向について調査研究を行い、広く情報発信を行っております。
今回は、量子コンピュータによる計算の仕組み、利点、扱う方法などをイラスト付きでわかりやすく解説した「絵で見てわかる量子コンピュータの仕組み(翔泳社)」の著者の一人である宇津木健様をお招きし、量子コンピュータの現状について初心者向けに解説していただきました。
31社46名と多くの方にご参加いただき、終了後にご回答いただいたアンケートでは、「完全にご説明いただくには恐らく膨大な内容を、概念に絞ってイメージで伝えてくださったので、腑に落ちる感じがあり大変参考になりました」や「表題にもあった「絵と解説でわかる」の絵があることで難しい概念が非常に理解しやすかったです。」等大変参考になったと好評の声をいただきました。
概要
日 時 | 2020年11月26日(木) 15:00~16:30(入室14:50~) |
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会 場 | ZOOM会議室 |
対 象 | CSAJ会員・非会員 |
出 席 | 31社46名 |
プログラム
15:00~15:05 | 開会挨拶 |
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15:05~16:30 |
絵と解説でわかる量子コンピュータの仕組み 講師:宇津木 健氏 本講演では、量子コンピュータの基本的な仕組みについて、著書(絵で見てわかる量子コンピュータの仕組み)に沿って解説を行いました。まず、「量子コンピュータってなに?」という素朴な疑問から始めて、量子ビットや量子計算、量子アルゴリズムの概要を説明し、また、現在主流の超伝導回路を用いた量子ゲート方式の開発状況、量子アニーリングや、イオントラップ型、シリコンスピン型、フォトニック型など様々な物理系により実現されている量子コンピュータ開発の状況を紹介しました。 |
講師略歴
講師履歴 |
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宇津木 健(うつぎ たける)氏 2013年3月東京工業大学大学院総合理工学研究科卒業。2013年4月メーカ研究職に就職。2019年3月現在、光学関係の研究開発に従事。2018年4月早稲田大学大学院理工学術院先進理工学研究科(青木隆朗研究室)入学(社会人博士課程)。「量子情報勉強会」主催。著書「絵で見てわかる量子コンピュータの仕組み(翔泳社)」。 |
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