農業ICT研究会 大阪府立大学植物工場センター視察 終了報告

2019年5月27日

農業ICT研究会主催

農業ICT研究会では、農業ICTにおけるビジネスチャンスの可能性を探り、地方創生、働き方改革への可能性を調査、研究や、これらに関わる政府・関係省庁、地方自治体等の政策・施策・条例の調査等、多角的な視野で活動をしています。

今回2019年5月17日(金)には、大阪府立大学植物工場センタ―の視察を行いました。

当日スケジュール

13:00 大阪駅西梅田バス臨時駐車場集合
13:00~13:40 移動
13:50~15:00 講演:「人工光型植物工場の現在と今後」
講師:増田昇氏(大阪府立大学植物工場センター長)
15:00~16:10 植物工場センター見学
16:10~16:40 増田昇氏との質疑応答
16:50~17:30 移動
17:30~19:30 懇親会・解散

 当日は、中村 憲司 農業ICT研究会主査をはじめCSAJ会員企業にご参加いただき、ITを活用した植物の育成手法に関する講演と植物工場の見学が行われました。(10社14名)


 中村主査からのご挨拶ののち、増田 昇氏(大阪府立大学植物工場研究センター長)より、「人工光型植物工場の現在と今後」と題し、大阪府立大学内にある人工光型植物工場の取り組みや植物工場の将来について、ご説明いただきました。
 増田センター長からは、植物工場の基本情報や環境制御、ロボット活用によるIT利活用の状況について大阪府立大学の実態をもとにご説明いただくとともに、SDGsの影響で世界的に農業分野におけるIT化が推奨されており、国内においても建築・税制面などで企業単位での植物工場への参入がしやすくなっていることや、サイズ・品質分類などAIでの選別が難しいところは手動であり、自動化されていないため、IT企業の皆様の開発に期待しているなどご講演いただきました。
 その後、レタスやハーブなど播種・育苗・栽培といった様々な過程で育成させる様子や養液栽培の栄養素の補完としてドジョウを使用する工夫など、普段見ることのできない施設内を見学しました。
 参加者の皆様は終始真剣な眼差しで聴講、見学し、国内における農業ICTの将来や課題を認識するとともに、IT企業としてどのように関与できるか、自社ビジネスとの関係性など検討している様子でした。
中村主査挨拶
増田センター長による講演
ドジョウを利用した栽培装置
真剣な様子の参加者たち
仕分け作業など一部はまだ手動部分も
府大マルシェとして販売

 視察にあたり、大和コンピューター様、大阪府立大学植物工場センター様には多大なるご協力を賜りましたことに心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

お問い合わせ

一般社団法人コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)
事務局 若生 お問い合わせフォーム
TEL:03-3560-8440

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