【Online】5Gの最新動向~docomo 5G DX AWARDS 2022 SAJ-DX特別賞受賞記念セミナー 終了報告

2022年11月30日

◇概要                                  

日時 令和4年11月22日(火)16:00~17:00
場所 ZOOMウェビナー
参加者 18社20名

 2022 年11 月22 日(火)、地域5G 研究会主催『5Gの最新動向~docomo 5G DX AWARDS 2022 SAJ-DX特別賞受賞記念セミナー 』をオンラインにて開催いたしました。

 初めに、地域5G研究会主査 坪谷 寿一様(株式会社NTTドコモ 執行役員 ライフスタイルイノベーション部長)より、「5Gは段階的に機能実装が続いており、いろいろな産業分野に浸透していくフェーズに入ってきているので、今後も本研究会において様々なテーマで議論していきたい」とご挨拶を頂きました。

 次に、株式会社フォーラムエイト 執行役員 営業サポート管理マネージャ 新田純子様より、docomo 5G DX AWRDS 2022 でSAJ-DX特別賞を受賞した「F8VPS」Web VR プラットフォームについて、ご講演頂きました。

docomo 5G DX AWARDS 2022とは?

 NTTコミュニケーションズ株式会社と株式会社NTTドコモ・ベンチャーズは2022年10月20日、5Gソリューション創出コンテスト「docomo 5G DX AWARDS® 2022」の入賞企業を発表しました。

今年度はSDGs×8業界(「建築」「メディア」「小売」「製造」「医療」「交通・物流」「農業・林業・水産業」「自治体・観光(地方創生)」)をテーマに、SDGsの達成に貢献する特徴的なアセットを募集し、SAJ会員の株式会社フォーラムエイト様がSAJ-DX特別賞を受賞致しました。

※「docomo 5G DX AWARDS」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。

「F8VPS」Web VRシステム

「F8VPS」は、「3 Dimensional Virtual Reality=3次元の仮想現実」空間でアバターを介したコミュニケーションを可能にするバーチャルプラットフォームシステムです。コロナ禍となり、広くどんな人でも見れるプラットフォームのニーズが高まってきたことを背景に人と人とをつながれるソリューションとして、リリースしました。

アバターを通じて、バーチャル空間で社員の勤怠管理及び体調管理を可視化できたり、建築現場で、建機の動作をバーチャル空間で実際の動きと同期することで、動作制御できるなど、ERP等の柔軟なAPI連携によりさまざま用途に合わせて活用できる製品です。今後は、様々な地域の課題解決に一助を担うソリューションであると、お話頂きました。

株式会社フォーラムエイト 執行役員 営業サポート管理マネージャ 新田 純子様

「地域ITの推進について」

 株式会社NTTドコモ 執行役員 ライフスタイルイノベーション部長、坪谷寿一様よる「地域ITの推進について」では、昨今の国における科学技術/ITイノベーション推進強化の動きを地域ITのビジネス機会と捉え、地域におけるGX、DXの試みなど具体的な地域事業創出の実現についてお話頂きました。そして、地域5G研究会においても5Gに加え、周辺技術との連携など地域のIT推進に寄与する活動にしていきたいと今後の展望もお話頂きました。

株式会社NTTドコモ 執行役員 ライフスタイルイノベーション部長 坪谷 寿一様

「地域における最新5Gビジネス動向」

最後に、NTTコミュニケーションズ株式会社プラットフォームサービス本部 5G & IoTサービス部 5Gサービス部門 部門長 岩本 健嗣 様より、「地域における最新5Gビジネス動向」として、同社の5Gへの取り組みと事例についてご紹介頂きました。

最近の概況としては、水族館職員の目線をXRデバイスで高精細な映像として配信する遠隔授業や、LED蛍光灯一体型多機能ネットワークカメラを私鉄車両へ導入し、将来的には地域の交通機関や公共施設など安心・安全の街づくりへの取り組み、ロボットを活用したフードデリバリーの実証など、その分野は多岐にわたっています。今後さらに、地域を支える分野へのアプローチを強化していくとお話頂きました。

NTTコミュニケーションズ株式会社プラットフォームサービス本部 5G & IoTサービス部 5Gサービス部門 部門長 岩本 健嗣 様

聴講者よりご質問と講演者からのご回答

ご質問 ご回答
5G、いまひとつエリアが拡大していないように思えるため現時点では近々にビジネス活用が広がるのか疑問

"日常生活に溶け込んだ5Gビジネスが広がるのは2024~2025年と考えており、そこに向けた取り組みとなっています。

受注案件でご紹介した映像やXRなどは、主にリモートニーズやバーチャル/デジタル化ニーズを対象に、5G性能があるとより効果的となるソリューションです。現在は、施設内(公共スペース、病院内、イベントホール等)や特定の屋外エリア(建設現場、港湾、スタジアム等)といった「点」としての事例を積み上げている状況であり、今後、これらのノウハウ蓄積と共に5Gエリアも広がり「線」となり「面」となると考えています。

社会DX/地域DXのための5Gであり、DXはお客様と伴走しながら徐々に進化・浸透するものと考えています。"

「地域におけるDX化」ということで、実証実験など進められているというお話でしたが、「実証実験を乗り越える」というテーマでもお話をうかがいたいと思いました

"コメント頂戴しました通り、「実証実験を乗り越える」ことは難しくもあり、非常に重要なテーマです。

実証実験で終わらない取り組みとするには、各地域での企業様と連携し、事業として成り立つビジネスモデルを社会実装することで、地域に根ざした取り組みにする必要があると考えております。

今後の研究会テーマとして検討させていただきます。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

お問い合わせ

一般社団法人ソフトウェア協会(SAJ)
事務局 横井 TEL:03-3560-8440  E-mail:gyoumu1@saj.or.jp

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