【金沢開催】地域IoT推進委員会×経営力向上研究会共催　金沢視察ツアー　終了報告

　金沢駅を出発し、まず、株式会社PFU ProDeSセンターへ向かいました。車中では、今回の金沢セミナーに際し、ご尽力頂いた三國様（株式会社建設ドットウェブ　代表取締役）より「石川県の日本一」についてご紹介頂きました。石川県は金属はく（打はく）出荷額を筆頭に、降雨量やカレー消費量、また意外なところでは、アイスクリームやチョコレートの消費量など、数多くの日本一を誇っており、車中では何度も感心の声が上がりました。
　株式会社PFU ProDeSセンターでは、センターの概要と設備、事業概要、主要生産製品などについて、ご紹介頂きました。「ProDeS」は「Product Design Service」の略で、顧客の要望に応じ、機器の企画設計から製造、保守までの一連のサービスのことを指しています。顧客の要望に合わせた少量多品種生産に対応しており、そのため、主要製品の中では組込PC製品が生産1位となっています。
　センターのご紹介の後、2グループに分かれ、工場内を視察しました。独自の基盤ツール組立システムが開発・導入されており、作業指示を明確化することにより、不良品を減らす工夫がなされていました。また、工場内には手作り工房が設置されており、従業員の方々が気づいたことや良いアイデアを具体化し、日々業務改善できるような体制が整えられていました。他にも、見込み生産数と受注数をうまく組合せ、人員配置を平準化する、組み立ての間違いが起きにくい仕組みなど、人間と機械のハイブリッドで工場全体が動いており、徹底した品質管理の下、多方面で効率化が図られていました。
　工場視察後の質疑応答では、参加者の方から、QCD（Quality, Cost, Delivery）の可視化の次のステップや、工場内のネットワークなどについて多くの質問があがりました。