【ONLINE】顔認証ビジネスの課題と個人情報保護法のチェックポイント 終了報告
2021年6月7日
顔認証ビジネス研究会 主催
令和3年5月21日(金)、顔認証ビジネス研究会セミナー『顔認証ビジネスの課題と個人情報保護法のチェックポイント』をオンラインにて開催いたしました。
実施日時:令和3年5月21日(金)15:00~17:00
実施会場:ウェビナー(ZOOM)
参 加 者:34社69名
最初に、顔認証ビジネス研究会 主査 高村 徳明 様(リアルネットワークス株式会社 アジア太平洋地区 副社長)よりご挨拶を頂戴いたしました。
その後、最初に『なりすましに関する勉強会』と題し、リアルネットワークス株式会社 営業部長 斎藤 大治 様よりご講演いただきました。顔認証はこれまでの生体認証に比べて利便性が高い一方で、最大の課題と言えるのが様々な手法を用いての『なりすまし』です。現在行われている『なりすまし』への具体的な対策、及びリアルネットワークス社製品におけるソフトウェア単体での対策について、動画を交えつつご紹介いただきました。
続いて、中本総合法律事務所 幸尾 菜摘子 弁護士より『顔認証技術と個人情報保護法~2020 年改正や欧米動向等~』と題し、個人情報保護法の目的や個人情報の定義、個人情報保護法違反を防ぐためのチェックポイント、欧米での規制動向などについて具体的な顔認証技術の事例を用いてご解説いただきました。セミナーでは多数のご質問をいただき、盛況のうちに終了いたしました。
当日及びアンケートにて頂いたご質問とご回答は以下よりご覧ください。
ご質問 | ご回答 |
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入退出管理をするため、入口で2,3人重なった場合、止まらずそのまま入っても認証は可能でしょうか?認証されないと出られないと思いますので。 | 複数名同時に認証させること自体は可能です。 従って、体が重なって顔映らないことを避けれる様にがカメラの画角や設置位置を工夫頂ければ問題ありません。 |
サーバーはクラウドを希望しています、ネットワーク状況にもよると思うのですが、オンプレと比べてタイムラグあるでしょうか? | 性能的にクラウド版とオンプレ版で、精度や速さ等の性能に関する差は御座いません。しかし無線環境は様々な外部要因に影響を受け遅延が発生する為、一般的には有線環境より無線環境の方がタイムラグが発生する可能性は高いです。 |
ネットワークが切れた場合、認証はどのようになりますでしょうか? | お使いのSAFRのタイプによります。SAFRは認証をネットワーク上のサーバで行うタイプとクライアント(エッジ)のみで認証を完結出来るタイプが御座います。前者はオフラインになると認証は行えず、後者はオンライン、オフライン関わらず認証可能です。 |
個人情報を扱う場合、プライバシーマークの認定を取得することは必須でしょうか?それとも、取得していない事業者・企業でも、法律を遵守していれば個人情報を利用してよいのでしょうか? | 端的に回答させていただきますと、必須ではございません。 ただ、プライバシーマーク等を取得・維持する過程で個人情報保護に必要な社内体制を整備することができますし、取引先や個人情報の提供者からの信頼が高まるというメリットもございますので、貴社の事業内容に合わせて、取得の要否をご検討いただけましたら幸いです。 |
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