JIS X 25051:2016の公示・発行について
~ CSAJが既製ソフトウェア製品の品質活動普及に向けてJIS規格改正 ~
2016年3月31日
一般社団法人コンピュータソフトウェア協会(略称「CSAJ」、東京都港区赤坂)がJIS原案作成団体として手掛けたJIS規格「JIS X 25051:2016」が、3月22日に経済産業省より公示され、一般財団法人日本規格協会より発行されました。
ISO/IEC25051:2014の早期JIS規格化への対応
ISO/IEC 25051が2014年に改版され、パッケージソフトウェアだけでなく、クラウドを通じサービスとして提供されるソフトウェアを含む「既製ソフトウェア製品(RUSP)」の品質が、国際規格として標準化されました。そこで、日本においてもいち早く翻訳を含むJIS規格化することで、「ソフトウェア製品の品質要求及び評価(SQuaRE) −既製ソフトウェア製品(RUSP)に対する品質要求事項及び試験に対する指示」について、ソフトウェアの品質管理部門の方々に正確な品質情報を提供することができます。
CSAJがJIS原案作成公募制度へ応募
国際規格であるISO/IEC 25051は、多くのパッケージソフトウェアベンダーを会員に持つCSAJにおいて、また、CSAJが運用する既製ソフトウェア製品の品質を第三者が評価・認証する「PSQ認証制度」にとって重要な規格であるため、本規格の早期国内普及を目的として、一般財団法人日本規格協会の「平成26年度JIS原案作成公募制度」に応募し、2014年7月28日に採択されました。
JIS改正原案作成委員長
同年8月、長年にわたりISO/IEC25000(SQuaRE)シリーズのエディタならびにISO/IEC25051のコンビーナを務められた早稲田大学名誉教授の東基衞氏を委員長としたJIS X 25051改正原案作成委員会を協会内に設置、JIS原案作成作業を開始いたしました。
以上のとおりCSAJは、国際規格の普及を通じてソフトウェア製品の品質向上を図り、PSQ認証制度による品質の見える化によって、引き続き安心・安全なソフトウェア選定を支援してまいります。
JIS X 25051:2016の購入
"JSA Web Store"
PSQ認証制度詳細
お問い合わせ
一般社団法人コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)
事務局 PSQ認証室 TEL:03-3560-8452