気候関連開示プロトタイプの周知・意見収集について

2022年2月3日

省庁・団体名

経済産業省

内容

 サステナビリティ情報開示の重要性の国際的な高まりを踏まえ、2021年11月のCOP26と合わせて、国際会計基準(IFRS)を策定するIFRS財団に国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)が新たに設立されました。

設立と同時にISSBへの技術的助言を行う目的で設立されたTechnical Readiness Working Group(TRWG)から、気候関連開示プロトタイプ(基準の原型)等が公表されています。

気候関連開示のプロトタイプは、TCFD提言の4つの基礎項目(「ガバナンス」、「戦略」、「リスク管理」、「指標と目標」)を中心に構成されていますが、「指標と目標」では、業種横断指標と業種別指標(別冊補足資料)等が求められており、業種別指標は、68業種ごとの詳細な指標の開示が提案されています。

今後、ISSBにおいて、気候関連開示プロトタイプをアップデートする形で2022年第1四半期を目途に基準の公開草案が公表され、パブリックコメントを経て、早ければ2022年6月にも基準化することが見込まれています。

 そこで、気候関連開示プロトタイプ及び気候関連開示プロトタイプ補足資料(貴団体と関係する業種別指標)をご覧いただき、お気づきの点、懸念点がある場合はSAJ事務局(soumu1@saj.or.jp)までお寄せください。頂いたご意見は、経済産業省に提出し、同省企業会計室が運営する「非財務情報の開示指針研究会」における検討やISSBに対する意見発信等にご活用させて頂く予定です。ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

※「③気候関連開示プロトタイプ(共通、AppnedixA,B)仮訳」、「④気候関連開示プロトタイプ付属書(業種別指標)仮訳」は当省が用意しました仮訳であり、特に専門的な指標については訳が正確ではない可能性がございます。また、業種別指標の各指標の詳細定義等はボリュームの関係から割愛しております。貴団体におかれては、①「周知文・ご意見提出フォーマット」の「周知文」に記載のURLにある気候関連プロトタイプ本体(英語)からご関心分野の指標等の詳細をご確認頂けると幸いです。

<IFRS財団からの公表物>

・気候関連開示プロトタイプ
https://www.ifrs.org/content/dam/ifrs/groups/trwg/trwg-climate-related-disclosures-prototype.pdf

<気候関連開示プロトタイプ補足(業種別指標)>
https://www.ifrs.org/content/dam/ifrs/groups/trwg/climate-related-disclosures-prototype-technical-protocols-supplement.pdf

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