国家試験「情報処理技術者試験」の受験手数料が改定されました
~ 平成28年度から受験手数料が5,700円になります ~
2016年1月8日
省庁・団体名
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
概要
IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)は、情報セキュリティに関する対策情報の発信、普及啓発等の活動に役立てることを目的として、インターネット利用者を対象に「2015年度 情報セキュリティの脅威に対する意識調査」「2015年度 情報セキュリティの倫理に対する意識調査」を実施し、その報告書を2015年12月24日(木)から、IPAのウェブサイトで公開しました。
URL:https://www.ipa.go.jp/security/fy27/reports/ishiki/index.html
内容
IPA情報処理技術者試験センターでは、経済産業省所管の国家試験である「情報処理技術者試験」を実施しています。情報処理技術者試験とは、情報処理技術者としての知識・技能が一定以上の水準であることを認定している国家試験です。情報システムを構築・運用する技術者から、情報システムの利用者まで、ITに関わるすべての人を対象としています。
情報処理技術者試験のこれまでの累計(*1)の応募者数は約1,840万人、合格者数は約232万人であり、昨年度における応募者数も約46万人に上るなど、多くの社会人・学生などから活用されています。
情報処理技術者試験の受験手数料については、「情報処理の促進に関する法律施行令」に定められており、平成9年度秋期試験から「5,100円(税込み)」とされていましたが、経済産業省において、受験者数の動向などを踏まえ、今後も安定的に試験制度を運営する観点から受験手数料の額が見直され、「情報処理の促進に関する法律施行令の一部を改正する政令(平成27年12月22日閣議決定)」により、「5,700円(税込み)」に改定されました。
情報処理技術者試験の受験手数料の改定
【現行】5,100円(税込み) → 【改定後】5,700円(税込み)
受験手数料改定の適用時期
iパス(ITパスポート試験)(*2) | 平成28年(2016年)4月1日から適用 |
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iパス以外の試験区分(*3) | 平成28年度春期試験から適用 |
IPAでは、今後も問題作成、試験実施に着実に取り組み、安定的な国家試験制度の運営に努めてまいります。 受験手数料改定の詳細については、以下のURLをご覧ください。
脚注
(*1) 昭和44年から平成27年度までの応募者数・合格者数。(平成27年度のiパス(ITパスポート試験)を除く。)
(*2) iパスは、CBT(Computer Based Testing)方式により通年で随時、試験を実施している。CBT方式とは、試験会場のコンピュータに表示された試験問題に、受験者がマウスやキーボードを用いて解答する試験方式のこと。
(*3) 情報処理技術者試験は、iパスや基本情報技術者試験など全13の試験区分で構成。iパス以外の試験区分は春期(4月)と秋期(10月)の年2回に試験を実施しており、試験区分ごとに実施時期と実施回数が異なる。
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お問い合わせ
IPA IT人材育成本部 情報処理技術者試験センター 中谷/坂本
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