Adobe Flash Player の脆弱性対策について(APSB18-44)(CVE-2018-15981)
2018年11月22日
省庁・団体名
独立行政法人情報処理推進機構
内容
アドビシステムズ社から Adobe Flash Player に関する脆弱性が公表(APSB18-44)されています。
アドビシステムズ社からは、「攻撃対象になるリスクが比較的高い脆弱性」としてアナウンスがされているため、至急、修正プログラムを適用して下さい。
対象
次の Adobe 製品が対象です。
- Adobe Flash Player Desktop Runtime
31.0.0.148 およびそれ以前のバージョン (Windows、macOS、Linux) - Adobe Flash Player for Google Chrome
31.0.0.148 およびそれ以前のバージョン (Windows、macOS、Linux、Chrome OS) - Adobe Flash Player for Microsoft Edge and Internet Explorer 11
31.0.0.148 およびそれ以前のバージョン (Windows 10 および 8.1)
対策
インストール有無の確認
Adobe Flash Player のインストール有無を確認
次の URL にアクセスし、Adobe Flash Player のインストールの有無を確認する。
なお、一つのOSにおいて複数のブラウザ(*1)で、それぞれAdobe Flash Playerを利用している場合は、各ブラウザ毎に、Adobe Flash Player のインストールの有無を確認して下さい。
更新プログラムの適用方法
1.Flash Player のアップデート方法
次の URL にアクセスし、Adobe Flash Player の最新版をインストールする。
2.Google Chrome のアップデート方法
Google Chrome は、Flash Player の機構を統合しています。
(ただしPPAPI版がインストールされている場合には統合版のFlashではなくPPAPI版が動作しているケースもあります)
次の URL を参考に、最新版にアップデートをするなどの対処を実施してください。
3.Internet Explorer および Microsoft Edge のアップデート方法
Windows 8.1/10 用 Internet Explorer 11 および Windows 10 用 Microsoft Edge は、Adobe Flash Player の機構を統合しており、Adobe Flash Player 単独でのアップデートはできません。
アドビシステムズ社からは、Windows 8.1/10 用 Internet Explorer および Windows 10 用 Microsoft Edge に統合されている Adobe Flash Player については、自動的に最新バージョンの 29.0.0.171 に更新されることが案内されています。
参考情報
Adobe Systems
CVE
MyJVNバージョンチェッカ
~ソフトウェアが最新であるか簡易な操作でチェックすることができます~
サイバーセキュリティ注意喚起サービス「icat for JSON」
~Webコンテンツ内にHTMLタグを記載することで、IPAから発信する「重要なセキュリティ情報」をリアルタイムに自組織内のWebサイト上などに表示できます。脆弱性対策の促進にご活用ください。~
脚注
(*1)ウェブを閲覧するプログラム。
Internet Explorer, Microsoft Edge, Mozilla Firefox, Netscape, Opera, Safari, Google Chrome など