Adobe Acrobat および Reader の脆弱性対策について(APSB18-34)(CVE-2018-12848等)

2018年9月20日

省庁・団体名

独立行政法人情報処理推進機構

内容

概要

 アドビシステムズ社の Adobe Acrobat および Reader に、PDF ファイルを閲覧することで任意のコード(命令)が実行される脆弱性(APSB18-34)が存在します。
 これらの脆弱性を悪用された場合、アプリケーションプログラムが異常終了したり、攻撃者によってパソコンが制御されたりして、様々な被害が発生する可能性があります。
 アドビシステムズ社からは、「過去に攻撃リスクが高いとされたことのある脆弱性」としてアナウンスがされているため、至急、修正プログラムを適用してください。

対象

次の Adobe 製品が対象です。

  • Acrobat DC
     2018.011.20058 およびそれ以前のバージョン (Windows、macOS)
  • Acrobat Reader DC
     2018.011.20058 およびそれ以前のバージョン (Windows、macOS)
  • Acrobat 2017
     2017.011.30099 およびそれ以前のバージョン (Windows、macOS)
  • Acrobat Reader 2017
     2017.011.30099 およびそれ以前のバージョン (Windows、macOS)
  • Acrobat DC (Classic 2015)
     2015.006.30448 およびそれ以前のバージョン (Windows、macOS)
  • Acrobat Reader DC (Classic 2015)
     2015.006.30448 およびそれ以前のバージョン (Windows、macOS)

対策

脆弱性の解消 - 修正プログラムの適用

アドビシステムズ社から提供されている最新版に更新してください。

Adobe Reader のアップデート方法

Adobe Reader を起動し、「ヘルプ」メニューの「アップデートの有無をチェック」から更新することができます。または、次の URL から、最新版をダウンロードしてください。

Acrobat のアップデート方法

次のアドビシステムズ社のページより、対象製品のアップデートをすることができます。

アドビ - 製品のアップデート

参考情報

Adobe Systems

[セキュリティ緊急度(英語日本語)]

Acrobat Reader Release Notes

CVE

MyJVNバージョンチェッカ

~ソフトウェアが最新であるか簡易な操作でチェックすることができます~

サイバーセキュリティ注意喚起サービス「icat for JSON」

~Webコンテンツ内にHTMLタグを記載することで、IPAから発信する「重要なセキュリティ情報」をリアルタイムに自組織内のWebサイト上などに表示できます。脆弱性対策の促進にご活用ください。~

本件に関するお問い合わせ先

IPA セキュリティセンター

※個別の環境に関するご質問を頂いても回答ができない場合があります。
 詳しくは製品ベンダなどにお問合せください。

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