「2018年度未踏ターゲット事業」の公募を開始します!
2018年6月7日
省庁・団体名
経済産業省
概要
経済産業省及び独立行政法人情報処理推進機構(以下「IPA」という。)は、革新的技術を活用し中長期的視点でイノベーションを起こし得る先進分野のIT人材を発掘・育成するための人材育成プログラム「未踏ターゲット事業」を2018年度から実施します。
2018年度は「次世代計算機」をテーマに、国内各社が開発を進める「アニーリングマシン」を活用するソフトウェアの開発に取り組む人材を年齢制限無く募集します。
内容
1.内容
IPAでは、2000年度から18年間にわたり、未踏事業(「未踏IT人材発掘・育成事業」)に取り組み、これまでに約1,700名の修了生(「未踏人材」)を輩出してきました。未踏人材は、そのうち250名以上の方が起業・事業化するなど、社会の様々な方面で活躍をしています。
昨今、IT分野において新技術の研究開発が急速に進展する動向を受け、革新的技術を活用しイノベーションを起こし得る、先進分野のIT人材の発掘・育成を強化することが求められています。
このため、革新的な次世代ITを活用して世の中を抜本的に変えていけるような先進分野をテーマとし、基礎技術や領域横断的技術革新に取り組む未踏的IT人材に対して支援を行う「未踏ターゲット事業」を2018年度から実施します。2018年度は、具体的なテーマとして「アニーリングマシン向けアプリケーション開発及びアニーリングマシン向け開発・運用・チューニングツール等開発」を取り上げます。自らのアイデアや技術力を最大限に活かし、将来の経済発展への貢献につなげていけるプロジェクトを募集します。
2.支援体制
採択者に対して、優れた能力と実績を持ち合わせたプロジェクトマネージャー(PM)等による指導・助言、アニーリングマシンの利用環境、活動実績(育成従事実績)に応じた活動費を提供します。
(2018年度未踏ターゲット事業の指導体制)
- PM
早稲田大学 グリーン・コンピューティング・システム研究機構
主任研究員(研究院准教授)田中 宗 氏 - 技術アドバイザ
株式会社日立製作所、富士通株式会社、株式会社フィックスターズ
(他、応募テーマに応じた有識者に指導をお願いする予定です)
3.公募の期間
公募締切:2018年7月10日(火曜日)23時59分
4.公募の詳細
【公募要領・応募書類ほか公募に関する詳細情報】
(参考1)未踏事業について
- IPAでは、ITを駆使してイノベーションを創出することのできる独創的なアイデアと技術を有するとともに、これらを活用していく能力を有する優れた個人(ITクリエータ)を発掘・育成するため、2000年度から未踏事業(「未踏IT人材発掘・育成事業」)を実施してきました。
- 未踏事業では、産学界の第一線で活躍する優れた能力と実績を持つプロジェクトマネージャーが、目利きとして可能性のある個人を発掘・採用し、独創的な開発の支援をしていくことを特徴としています。
- 詳細はこちらのIPAのWebサイトをご覧ください。
- 未踏事業ポータルページ
(参考2)アニーリングマシンについて
- アニーリングマシンは、従来のコンピュータ(ノイマン型)とは全く異なる方式の計算機です。例えば「輸送経路の最適化」や「渋滞緩和」など、組合せ最適化計算を高速に行うことが可能です。さらに、「機械学習」等への応用も期待されています。現在、国内外で盛んに研究開発が行われており、国内においては、株式会社日立製作所や富士通株式会社をはじめ、各社がアニーリングマシンの開発を行っています。
担当
商務情報政策局情報技術利用促進課長 中野
担当者:立石、鈴江、竹之内
電話:03-3501-1511(内線3971~6)
03-3501-2646(直通)
03-3580-6073(FAX)
公表日
平成30年5月31日(木)