「ロボット技術の介護利用における重点分野」を改訂しました
~自立支援による高齢者の生活の質の維持・向上と介護者の負担軽減の実現を図るため、1分野5項目を追加~
2017年10月16日
省庁・団体名
厚生労働省
内容
厚生労働省と経済産業省は、自立支援による高齢者の生活の質の維持・向上と介護者の負担軽減の両方の実現を図るため、「ロボット技術の介護利用における重点分野」(平成24年11月策定、平成26年2月改訂)を改訂し、新たに1分野(介護業務支援)と5項目を追加しました。これまでの5分野8項目と合わせ、6分野13項目が今後の重点分野となります。
今回の改訂は、介護現場と開発企業の協議を通じて、介護現場のニーズを反映したロボット介護機器の提案を取りまとめている厚生労働省の「ニーズ・シーズ連携協調協議会」から提案された内容等に基づくもので、高齢者にとっても介護者にとっても実際の介護の場面で利用したいと感じられるよう、介護現場のニーズを真に汲み取ったものです。また、介護業務の生産性と効率性の向上を図ることはもとより、作業負担の軽減など魅力ある職場づくりにもつながるものです。
今後、経済産業省では、国立研究開発法人日本医療研究開発機構が実施するロボット介護機器開発・導入促進事業において、開発支援を行います。本事業の公募を本年度中に開始する予定です。
また、厚生労働省では、開発中の試作器について介護現場での実証、成果の普及啓発などを行い、実用化を促す環境を整備するほか、ロボット介護機器を活用した介護技術の開発を支援していきます。
公表日
平成29年10月12日
お問い合わせ
老健局高齢者支援課
課長補佐 田口 勲
係長 平嶋 由人
(代表電話) 03(5253)1111
(直通電話) 03(3595)2888