FinTech(フィンテック)に関する初めての総合的な報告・提言「FinTechビジョン」を取りまとめました
2017年5月10日
省庁・団体名
経済産業省
概要
経済産業省は、2016年7月より「FinTechの課題と今後の方向性に関する検討会合」を開催し、FinTechが経済社会に与えるインパクトや課題、今後の政策の方向性等に関し、経営者等ハイレベルな視点から議論を行ってきました。FinTechに関わる実務家や有識者の意見等も踏まえ、今般、総合的な報告・提言として「FinTechビジョン」を取りまとめました。
内容
1.背景
近年「FinTech」と呼ばれるIoT(Internet of Things)、ビッグデータ、人工知能(AI)といった技術を使って革新的な金融サービスを提供する動きが世界中で見られます。経済産業省では、2015年10月より「産業・金融・IT融合に関する研究会」(FinTech研究会)を開催し、2016年3月にその結果を公表しました。その後、2016年7月より「FinTechの課題と今後の方向性に関する検討会合」(FinTech検討会合)を開催し、我が国としての課題認識や目指すべき姿、政策の基本的方向性等について検討を行い、今般FinTechに関する総合的な報告・提言として「FinTechビジョン」を取りまとめました。
2.「FinTechビジョン」の概要
「FinTechビジョン」は3つの章で構成されています。
第1章では、FinTechは何を変えるのか、何がその変化の原動力になっているのかなど、世界中が「FinTech」という言葉で捉えようとしている動きを概観しています。
第2章では、FinTechが我が国の経済・社会にもたらす効果を金融サービスのユーザーたる個人(家計)や企業の目線から考察し、「目指すべきFinTech社会の姿」を示しています。
第3章では、第2章で示した「目指すべきFinTech社会の姿」を実現するための課題と政策対応を提言しています。
併せて、FinTechによって日々の生活がどう変わるのかのイメージを示した、「フィンテックがある1日~お金が変わる。社会が変わる。~」ムービーを公開しました。
担当
経済産業政策局産業資金課長 福本
担当者:村瀬、仁井、足立
電話:03-3501-1511(内線 2641~5)
03-3501-1676(直通)
03-3501-6079(FAX)
公表日
平成29年5月8日(月)