「クレジットカードデータ利用に係るAPI連携に関する検討会」を開催します
2017年4月11日
省庁・団体名
経済産業省
概要
経済産業省は、クレジットカードの利便性向上及び更なるビジネス展開に向け、クレジットカード会社とFinTech企業との連携を促すために、その連携の手段であるAPIを活用して創出されるサービスやその実現に向けての課題等を検討する「クレジットカードデータ利用に係るAPI連携に関する検討会」を開催します。
3回程度の開催を重ね、5月頃に報告書の中間とりまとめを予定しています。
内容
1.背景
キャッシュレス社会の実現に向けては、官民で取組が行われており、その決済額は着実に増加している一方、現在の我が国の民間最終消費支出におけるキャッシュレス決済の比率は、諸外国と比較して低く、更なる拡大が見込まれます。
他方、クレジットカード業界としては、金利収入や加盟店手数料収入を拡大することが困難となってきています。昨年、開催した「クレジットカード産業とビッグデータに関するスタディグループ」においては、内外のリソースを活用して、保有データを一層有効に利用することが、顧客の利便性向上に寄与し、ひいては更なるビジネス展開に繋がる旨取りまとめました。その方法の一つとしてクレジットカード会社とFinTech企業が連携して新たなサービスを提供することが考えられ、双方の事業者に手間のかからないイノベーション・フレンドリーな具体的な手段として、事業者同士がAPIを活用することが期待されます。
技術革新や新規参入者によるオープン・イノベーションの観点からも、銀行業界におけるAPI連携の検討が行われている中、本検討会では、クレジットカードデータ利用に係るAPI連携の在り方について検討します。
2.本検討会の取組
本検討会では、以下の内容等についての検討を行います。
(1)クレジットカード会社及びFinTech企業がAPI連携を進めることで創出されるサービスは何か
(2)セキュリティや利用者保護の観点から、クレジットカード会社とFinTech企業が満たすべき基準や両者の責任関係はどうあるべきか
(3)API連携に伴う収益の配分や費用分担はどうあるべきか
(4)APIの技術仕様はどうあるべきか
3.今後の予定
本検討会は、5月頃までに計3回程度開催し、報告書の中間とりまとめを行います(初回開催は3月31日(金曜日))。その後、平成29年度内に最終報告書を取りまとめる予定です。
※本検討会は非公開です。議事要旨及び配付資料は当省HPにて公表します。
担当
商務流通保安グループ 商取引・消費経済政策課長 戸邉
担当者:猪飼、飯塚、森岡
電 話:03-3501-1511(内線4211~3)
03-3501-6683(直通)
03-3501-6646(FAX)
公表日
平成29年3月30日(木)