偽警告で電話問い合わせへ誘導する手口の相談が月間200件に急増
~被害防止に向けたセルフチェック診断チャートを公開~

2016年10月11日

省庁・団体名

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)

概要

 IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:富田 達夫)セキュリティセンターは、「今月の呼びかけ」に代わり、本年6月21日から開始した新コンテンツ「安心相談窓口だより」の最新トピックスとして、”ウイルスに感染した”という偽警告でサポートに電話するように仕向ける手口(*1)の被害防止に向けた“セルフチェック診断チャート”を公開しました。
 URL:https://www.ipa.go.jp/security/anshin/mgdayori20160929.html

内容

IPAでは、本年6月21日から「安心相談窓口だより(*2)」という新コンテンツをスタートさせ、安心相談窓口に日々寄せられる相談から、新たな手口、流行の傾向などを解説しています。

第1回目は6月時点で相談件数が急増した「“ウイルスに感染した”という偽警告でサポートに電話するように仕向ける手口に注意」をテーマとしてとりあげました。

この手口に関する相談件数(*3)はその後も増え続け、8月末には最多となる200件に至り、9月も現時点で既に200件を超過しています。この件数はかねてより相談件数の多い、ワンクリック請求被害に迫る勢いです(*4)。

寄せられる相談では、相談者のおかれている状況が一定のパターンに集約されていることから、パターンごとに必要となる対処を整理した“セルフチェック診断チャート”を、安心相談窓口だよりとして本日公開しました。もし被害にあった場合は、診断チャートを使用することで、現在おかれている状況と対処を簡単に理解することができます。

また以下は、寄せられた相談から、警告画面に表示される電話番号として確認できたものです。これらの番号が表示される警告画面は、偽警告の手口として判断できます。

警告画面に表示される電話番号(2016年9月28日現在)   

03-4510-2310 03-4588-1468 03-4510-2484 03-4588-1340
03-4588-1412 050-5846-8249 050-5865-4046 050-5865-4085

「安心相談窓口だより」では今後も窓口に寄せられる相談から、新たな手口や兆候等の最新の情報を提供していきます。

脚注

(*1) “ウイルスに感染した”という偽警告でサポートに電話するように仕向ける手口に注意
   https://www.ipa.go.jp/security/anshin/mgdayori20160621.html
(*2) 安心相談窓口だより
   https://www.ipa.go.jp/security/anshin/mgdayoriindex.html
(*3) 直近の相談件数:6月172件、7月126件、8月200件
(*4) 2016年1月~3月の相談件数606件、同4月~6月:641件
   コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況および相談状況[2016年第2四半期(4月~6月)]
   3-2. 主な手口における相談員の対応件数 (i) 「ワンクリック請求」 より
   https://www.ipa.go.jp/security/txt/2016/q2outline.html

プレスリリースのダウンロード

お問い合わせ

IPA 技術本部 セキュリティセンター 渡辺(や)/野澤
Tel: 03-5978-7509 Fax: 03-5978-7518

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