IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果を取りまとめました
2016年6月22日
省庁・団体名
経済産業省
概要
経済産業省では、今後我が国産業の成長にとって重要な役割を担うことが期待されるIT人材について、アンケート調査や有識者による研究会を実施し、中長期的な人材需給動向や、今後のIT人材の確保・育成に向けた方策について検討を行いました。本日、その内容を調査報告書として取りまとめました。
内容
背景
我が国では、産業界で大型のIT関連投資が続くことや、昨今の情報セキュリティ等に対するニーズの増大を契機に、IT人材の不足が改めて課題となっています。また、ビッグデータ、IoT等の新しい技術やサービスの登場により、今後ますますIT利活用の高度化・多様化が進展することが予想され、中長期的にもITに対する需要は引き続き増加する可能性が高いと見込まれます。
しかし、我が国の労働人口(特に若年人口)は減少が見込まれており、今後、IT人材の獲得は現在以上に難しくなると考えられます。IT需要が拡大する一方で、国内の人材供給力が低下し、IT人材不足は今後より一層深刻化する可能性があります。
ITの我が国産業の成長にとっての重要性を踏まえると、今後も十分なIT人材を確保することは、我が国にとってきわめて重要な課題であるといえます。本調査は、こうした問題意識のもとで、IT人材の中長期的な需給動向を展望するとともに、今後のIT人材の確保・育成に向けた方策を検討することを目的として実施しました。
<実施内容>
現状におけるマクロな規模でのIT 需要動向やIT人材の不足規模の推計
IT人材の中でも、先端IT人材(AI、IoT、ビッグデータ等に携わる人材)や情報セキュリティ人材といった、特に今後ニーズが高まると思われる分野の人材数、その不足規模等の推計
今後のIT人材確保に向けた方策の検討(有識者を交えた研究会開催)
米国やアジア等の諸外国におけるIT人材の状況調査と日本との比較(キャリアや年収、労働移動の状況など)
担当
商務情報政策局情報処理振興課
公表日
平成28年6月10日(金)