「IT人材白書2015」を発行
2015年4月28日
省庁・団体名
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
概要
IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)は、IT関連産業の人材動向、産学におけるIT教育の状況、IT人材個人の意識などについて、最新の動向や実態を把握することを目的とした調査を実施し、「IT人材白書2015 新たなステージは見えているか ~ITで“次なる世界”をデザインせよ~」を2015年4月24日に発行します。
内容
IPAでは、毎年、IT関連産業の人材動向、産学におけるIT教育の状況、IT人材個人の意識など、最新のIT人材の動向や実態を把握することを目的に調査を実施しており、「IT人材白書」として発行(*1)しています。今回、2014年度の調査結果を基に「IT人材白書2015」として取りまとめ、2015年4月24日に発行します。
今回、従来のIT人材の動向調査に加え、IT人材を取り巻く環境の変化や、変化に伴い求められる技術が高度化・多様化するIT人材について調査を実施しました。本書では、IoT(*2)やM2M(*3)、データ活用ビジネスによる産業横断的なIT活用と求められる人材、IT企業における人材不足感、IT を活用した新事業・新ビジネスの取り組みについて、それらの動向・実態の一部を明らかにしています。
「IT人材白書2015」のポイント
- IoT、M2M、データ活用に求められる人材
(1)オープン化・ネットワーク化が進む中で、組込み技術者に求められる技術力
(2)モバイル開発関連人材に求められる複数の技術領域
(3)データ活用人材に求められるスキルの現状 - 二次請けへのしわ寄せが見えたIT人材の不足感、必要な技術力に対する意識のギャップ
(1)IT企業における「量」の不足感から浮き彫りとなった実態
(2)IT企業が求める技術力とIT人材個人が重視する技術力でギャップ - 経営者から期待されるIT部門へ、“攻めのIT”を担う人材育成が不十分
(1)IT部門の役割は“守りのIT”業務が中心
(2)今後期待されている役割は“攻めのIT”と認識しながらも、人材育成は不十分
上記のほか、本書では以下の視点からの分析結果も取り上げています。
- IT人材に求められるアントレプレナーシップ(ベンチャー企業と起業家)
- 情報系教育の新たな潮流「デザイン学」
- 人材教育と育成の現状(IT技術者の開発プロセス、プログラミングの学習時期)
- 高度化する脅威に対抗できるか(情報セキュリティ上の脅威とIT人材) など
IT人材白書2015は、2015年4月24日から、Amazon.co.jpおよび全国官報販売協同組合販売所にて製本版を購入できるほか、各書店で取り寄せることも可能です。また、以下のURLからPDF版を提供する予定です。
IT人材白書2015表紙の画像 IT人材白書2015
定価:本体1,389円(税別)
発行:独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
ISBN:978-4-905318-30-9
詳細
お問い合わせ
IPA IT人材育成本部 IT人材育成企画部 下田/小番
TEL:03-5978-7506