2019「プロジェクトZ」実施報告
CSAJインターンシップ採用研究会では、次代を担う「Z 世代」を対象にした新しい学びの場として、「プロジェクトZ」を企画・実施しました。
初回ということもあり、参加学生は3名とスモールスタートとなりましたが、与えられた課題に対して、メンバー同士の多様性を尊重したチームビルディングと、オンラインでのやり取りを通じて、2か月間で解決策のプロトタイプを作りあげることができました。
ここでは、開催レポートと参加者の声を報告します。
※なお、以下の報告書はPDFでもご覧いただけます。
CSAJインターンシップモデルの策定・提案
①現状の課題
採用のための形式的な1dayインターンシップ開催が採用活動の必要条件となりつつあり、真に入社後に戦力となり得る人材の教育、採用ができていない。
②インターンシップに必要なプログラムの内容
i. キャリア教育 ソフトウェア業界に必要なスキルの要請、業務遂行に必要な能力育成
ii. キャリアガイダンス ソフトウェア業界の理解、仕事の理解、社員との交流・会社理解
③CSAJインターンシップモデル
CSAJインターンシップモデル 各工程と習得目的
ソフトウェア業界に必要なスキルの養成を通し21世紀型スキルをもった人材を育成するインターンシップ実施を提案致します。
期 間 2019年6月~8月
対 象 者 大学生、専門学校生、高専専攻科生、短大生
(高校生以下は積極集客しないが不可ではない)
参加要件 PCが用意できインターネットの通信環境がある。かつ、
期間中4回東京の会場へ来られること。
運 営 者 インターンシップ採用研究会(事務局 CSAJ)および協力企業様
目 的 IT人材の裾野を広げる
内 容 実プロジェクトを模したワークをオンラインにて実行(PBLの学習手法を使用)
工程
習得詳細
実施スケジュール
5月10日~27日 ガイダンス(説明会)計6回開催 参加13名
6月3日(月) オリエンテーション・自己紹介・チーム分け
6月4日~6月30日 (各チームはSNS・チャットを通じたワークを実施)
7月1日(月) 中間報告会 (会場:CSAJ)
7月2日~8月5日 (各チームはSNS・チャットを通じたワークを実施)
8月6日(火) 最終発表会 (会場:市ヶ谷健保会館)、懇親会
ガイダンス(説明会)参加者所属校
国際基督教大学、慶応義塾大学、駒場東邦高等学校、首都大学東京大学院、首都大学東京、中央大学、獨協大学、トライデントコンピュータ専門学校、日本大学、文教大学、法政大学、早稲田大学
オリエンテーション
・6月3日(月)19:00-21:00
・メンバー初顔合わせ/役割分担/課題選定/今後のスケジュール
テーマをSDGsから選択
中間報告会
・7月1日(月)19:00~21:00
・テーマ「SDGs-4 教育」
〇広範囲へ低コストな教育プラットフォームを導入。
進捗管理
最終報告会
・8/6(火)15:00~17:00
・テーマ:SDGs-8「雇用創出、地方の文化振興・産品販促につながる持続可能な観光業を促進する」
〇利益の出るSDGsのITソリューションを企画、発表する。
終了後アンケート①
●本インターンの感想を教えてください。
〇見知らぬ人と2か月間を共にするのは初めてでした。彼らと信頼関係を結ぶことが何より重要であり、時に厳しく接することも必要であったと思います。
〇合意に至る手間のせいで一人より複数人の方が難しい。複数人でかけ算の成果を出すためにはどうすればよいのか、課題が残った。チーム対抗できればより良かった。
〇今まで知らないことを知りたいと思っていたので良かったと思います。
終了後アンケート②
●本インターンの経験を経て、働くことの意識で何か変わりましたか?
変わったところがあれば、どのように変わったかを教えてください。
○働くときは同じ時間を共有することが重要であると思った。
○成果は自己申告(成長?)という言葉が刺さった。
○働くことを知らなかったので、その一部でも知ることができたと思う。趣味のように好き勝手はできないなと思いました。
●ご自身にはどんな課題が残りましたか?
○メンバーがよくない振る舞いをしたときに叱ることができなかった。
○計画性
○結局のところ、やるべきことを完全にはこなせなかった。
終了後アンケート
●今後はどのような自分を目指しますか?
○自分を律し、相手にも厳しく接することができるようにする。
○計画的に行動できる。
○与えられたことは確実にした上で、自分から行動できるようになりたい。
●本インターンの経験を得て、何が大事だと思いましたか?
○失敗を認めフィードバックすること。
○チームの指揮系統
○他社との意思疎通が大事だと思いました。
次回開催にむけて
●多くの学生が参加しやすい時期/期間とする。
●参加したことにより成長を感じられる仕組みづくり。
●企業インターン参加へのステップ機能。
●企業と学生の接点となる機会つくり。